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2021年12月22日知事記者会見

印刷ページ表示 ページ番号:0755810 2021年12月23日更新公聴広報課
会見写真

今議会を終えて

 私からは、先ほど閉会いたしました11月定例会についてお話をさせていただきます。
 今議会では、県政全般について幅広いご質問やご提言をいただきました。また、本日、国の経済対策に呼応した補正予算を追加提案し、議決をいただいたところであります。
 新型コロナウイルス感染症につきましては、現在、本県の感染状況は落ち着いておりますが、国内でオミクロン株の確認が相次いでおり、警戒が必要な状況となっております。
 今後とも、基本的対処方針に基づき、感染状況や新たな変異株の性質に応じて、社会経済活動とのバランスも考慮しながら感染拡大防止を図るとともに、再度の感染拡大に備え、必要な病床や宿泊療養施設、また検査体制の確保に努めてまいります。また、3回目のワクチン接種が円滑に進むよう、引き続き、市町村や医療機関と連携し、接種体制の整備を行ってまいります。加えて、国の経済対策も踏まえた県独自の支援を行うなど、事業者のニーズに沿った施策を展開し、地域経済の回復に取り組んでまいります。
 私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 献金問題の件で、もし進捗があった場合のみでいいので教えてください。

知事)
 特にありません。

記者)
 今年1年のコロナの振り返りをぜひいただきたいんですけれども、緊急事態宣言が2度出まして、一方でワクチンが始まって、現状としては感染状況、落ち着いているんですが、この1年のコロナの動きとか対応についてご所見をお聞かせください。

知事)
 今年はまず、あの大変な状況からコロナに関しては始まりました。ご案内のとおり、昨年の年末から第3波、主に関東において夏の第2波がきちんと(波の)山を下りきらないうちから緩和に動いた。別に誰が悪いということじゃなくて、一つ一つきちんと独立した山を作ることなく緩和を急いだ。また、これはよく言われることですのであえて申し上げますけれども、GoTo事業についてある種、急ぎすぎた、引っ張りすぎたということもありまして、年末にかなり感染者がいる状態で年末年始を迎えた。年末年始の帰省が危ないということは、全国で知事をはじめ、いろいろな人が呼びかけていたわけですけれども、(感染者が)ゼロになるということはなかなか難しいわけでありまして、年末年始の移動があった月初め、1月の初めから感染者数がまた増えた。そういう状況から始まった1年でありました。第3波の真っ只中で始まった1年ということであります。第3波も大変でしたけれども、その後、アルファ株、当時英国株と呼んでおりましたけれども、が入ってきた。これが非常に西日本にとっては厳しかったわけでございます。これは、東京、関東を見ると第4波そんなに大きくないわけなんですけれども、大阪をはじめ岡山県も、この第4波、大変厳しい波が襲ってまいりました。関東であまり大きな波でなかっただけに、いろいろなニュース等で実態ほどの報道がなされない、やはりいろんなニュース、東京中心なんだなということを残念に思ったわけでありますけれども。実態は厳しいにも関わらず、あまり厳しいムードが少なくともテレビからは伝わってこないということで、なかなか我々も、今厳しいんです、ぜひマスク、手洗い、いろいろな基本的な対応をお願いします、外出も控えてください、大人数での会食は大変危険なんですという呼びかけも、我々が期待したほどには届かなかったというところがございます。なんとか第4波を抑えた。そこからちょうど3か月経って、今度はインド株、デルタ株の波がやってきた。アルファ株についてもデルタ株についても、海外で確認をされて、そこから水際対策、とにかく海外から日本に持ち込ませないというのが一番効果的にできることであって、ダメージが少ないということを常々申し上げてきたわけでありますけれども、アルファ株とデルタ株については、少なくとも私の願い、訴えは国には意味のある形では届いておりませんで、やすやすと侵入を許してしまった。このデルタ株の感染は本当に大きなものになりました。これは西日本だけではなくて、日本中で大変大きな波を作ることになりました。あのままであったら本当に大変なことが、実際起きたことも大変ですけれども、死者数ということで実際の数のもう何倍もの死者が出ても全然おかしくなかったと思いますけれども、このデルタ株の性質を考えれば。日本にとって幸いだったのが、それまでにワクチンができていた。当初、日本の場合は慎重に対応をしていましたので、治験を日本独自でしなければいけなかったりですとか、少なくとも2か月、2か月以上の、諸外国と比べて、先進国と比べての遅れがあったわけですけれども、菅政権、菅総理がこれはもう本当に急いでやるんだと、もうあらゆる工夫をして、できるだけ急いで接種を進めるんだという大号令を出していただいたおかげで、このデルタ株の後半、デルタ株が広まっていくのと、ワクチンを広めていく、ある種競争のような形になりました。デルタ株、ピークのときには大変大きなピークを作ったわけでありますけれども、その後急速に各地で収まっていった。また、その後も非常に静かな状態が続いたというのは、私もう、ひとえにワクチンの威力だと思っています。いいワクチンができた、いいワクチンを輸入することができた、また国民の皆さんがしっかりワクチンのことを理解して、大変多くの方がワクチンを打つという選択をしてくださった、そのおかげだと思います。いろいろ先にワクチンを打ち始めた国の中でも、7割の壁ということがよく言われます。やはり、いや私だって、知らない液体を、しかも開発してまだ1年も経ってないようなものを体に入れることが気持ち悪くないわけはない。ただ、いろんな治験をして安全性が確認をされているものですので、私は信用して打ちましたけれども。そういった方々、諸外国にもいらっしゃって、なかなか7割を超えないと言われている中で、日本の場合、接種率が上がっていった。岡山県でも全体の接種率でざくっと言えば75%、接種できる年齢の方で言えば85%の方が打ってくださった。これが非常に効いたと思っています。それ以降、凸凹はありますけれども、諸外国と比べて非常に低い水準で推移をしている。また、南アフリカで初めて確認をされましたオミクロン株、これまた変異の種類が大変多い、非常に心配な、デルタ株よりもさらに感染性の強い株でありますけれども、今回、岸田内閣、本当に思い切った、これまでにない決断をしていただきまして、効果的な水際対策を敷いてくださっています。現在、国内で複数例オミクロン株の確認があるわけでありますけれども、非常に広く濃厚接触者を設定して、きちんと管理をしてくださっているおかげで、今の時点で市中感染といわれるものは、少なくとも私は報道等で確認をしていない。これは本当にすごいことだと思っています。完全に防げるかどうかはわかりませんけれども、少なくとも2か月でも3か月でも時間稼ぎができていれば、その2、3か月でファイザーですとかメルクの飲み薬が間に合ってくるですとか、もしくは、そのオミクロン株に対応したワクチンが間に合ってくるかもしれません。こういう感染症、世界的なパンデミックのときのこの1か月、1か月というのは、国民の命を考えるときに非常に重い1か月、1か月になりますので、そういう状況で我々、年を終えようとしているという、すいませんちょっと長くなったかもしれませんけれども、本当にコロナに明け暮れた1年だったと思います。

記者)
 県民に対してこの年末年始、どう過ごしてほしいかというのと、あと簡単で構わないんですが、来年、コロナという目線でどんなふうな1年になればいいなというのを一言いただけますか。

知事)
 数字で言えば、ここまで収まった時期はありません。ですから、外に出るなとか、そういうことを言うつもりはありません。もう本当にみんなが頑張ったから、こういう落ち着いた時期を我々得ることができたわけであります。ただ、やはりもうこの感染症、これがどんな感染症であれ、長距離移動が感染を広げる性質、効果を持っているのは、これはもう間違いないところでありますので、年末年始、帰省ですとか、いろんな旅行があるときに、まずもって心配なことがあるときにはやめていただきたい。あれ、なんかちょっと体調悪いなとか、普段と違うぞ、なんかぞくっとするとか、なんか食欲(がとか)、なんかちょっとおかしいと思ったら、もうキャンセル料のこととか、いろいろ約束しちゃったとかいろいろあるかもしれませんけれども、もしそれがコロナに感染しての初期症状だった場合に、いろんな方にご迷惑をかける、場合によっては命を奪うことになることでありますので、ぜひなにか体調の変化を感じたら、思い切っていろいろな予定をキャンセルをしていただきたい。自宅にいて静養するのか、もしそれが熱であれば発熱外来に連絡をしていただきたいということであります。あと、普段会ってない人と会ったり、食事をしたりするときにはやはりリスクがありますので、もうどういう行動がリスクが高いかというのは、我々2年この生活をしているので、皆さんよくご存知だと思います。リスクが高くならないように、注意しながら年末年始を過ごしていただきたいと思っております。来年について、もうこれは危機管理の基本でありますけれども、最悪を想定して、そこから少しずつでもよくしていくということで言えば、何度も申し上げておりますけれども、岡山県庁は第6波は来ると想定して全ての準備を進めています。2022年、いい年になればと思っていますけれども、我々は2022年に非常に厳しい波が来ると思いながら、いろいろな計画を立てています。そうならないように願っています。(ワクチンの)3回目接種が順調に進むことで、そのリスクを大きく下げることができると思っています。

記者)
 (知事の政治資金収支報告に関して)去年のことだけでなく、2019年と2018年も同じような寄附があったというような報道もありますが、この辺は事実なのか、ご認識はあったのか。

知事)
 それについてはまた後ほど、数日後の記者会見でお話をさせていただきたいと思います。

記者)
 数日後の記者会見でという、説明の日にちはもう具体的には決まっていますか。

知事)
 まだ決まっておりません。

記者)
 (説明の日にちはまだ)決まっていない。(決まっているのは、記者会見を)するということだけですね。わかりました。

記者)
 その説明の場に、お父様が出席される予定とかありますでしょうか。できれば説明を求めたいんですけれども。

知事)
 今決まっていることはありませんけれども、基本、説明する主体は私だと思っています。

記者)
 出席することを求めた場合はどうなりますでしょうか。

知事)
 全てこれから決めることではありますけれども、公人たる私が説明すべきだと思っています。

記者)
 説明をするにあたって、いろんな調査ですとか、今順調に進んでいる状況なんでしょうか。

知事)
 もともと我々、公認会計士事務所でも税理士事務所でもありません。過去の書類をきちんと残すのが本来業務ではありませんので、なかなかもう終わったと思っていることを探すというのは大変ですけれども、ここは真摯に対応させていただくべく、今頑張っているところでございます。

記者)
 書類を探す、それは大変だと思うんですけれども、オープンデータとして県選管(岡山県選挙管理委員会)が公表しているもの等もあるんですけれども、そのあたりの部分との整合というのをどうお考えなんでしょうか。

知事)
 そもそも我々、法律に違反することをやっていたという認識は、その当時も今もありませんので、もうあるものを出した、それだけです。ですので、我々が計算ミスとか、なにかがなければ、持っているものと提出しているものは全く同一になります。3年以内はそうですし、3年を遡るということになると、本当に役所にデータがありませんので、自分たちで、あるのか、再現しなきゃいけないのか、そういうことになります。

記者)
 今のご説明であれば、保存3年、オープンデータ3年以前の分も、今めくられている途中という理解でよろしいでしょうか。

知事)
 そもそもどういうものがあるのかということを含めて、今調べています。

記者)
 昨日の知事のご説明で少しちょっとわかりにくかった部分があるんですけれども、全員に法を犯す認識、内心面はなかったということかと思うんですけれども、外形的事実がはっきりしない段階で全員の内心面が言及できるのはちょっとどういうことなんだろう、聞き取りも終わっていない段階で、おそらく希望的観測部分も非常に多いんじゃないかと違和感を持ったんです。そのあたりどうでしょうか。

知事)
 そもそも候補者であった私ですとか、3回の選挙のときに、もしくは後援会というのは公人である私を応援しようというそういう会ですので、その私自身に法律を破ってまでなにか有利な取り計らいをしてもらおうという、そもそも意思、意図がありませんので。その後援会の皆さんも、例えば同じ高校を出たですとか、もともと知り合いだったですとか、そんないろんなご縁で応援をしてくださる方で、そもそも、そうか伊原木くんが選挙に出るのか、いやぁ彼頑張っているから応援しようというときに、わざわざ法律を犯して、自分が罪に問われるリスクを犯してまで、そんななにか一票でも多く伊原木くんに行くために頑張ろうなんていう人は普通はいないわけでありまして。ですから、私自身は私自身のことでわかりますし、応援してくださる方も、わざわざ法律を曲げて、隠して、そういうことでやったはずはないというのは、もう私自身の確信であります。ただ、一人ひとりにこの数日間、あなたは法律を曲げる意図がありましたかというふうに聞いて、いやいやありませんという答えをもらってお話した話ではありません。

記者)
 であればやはり、申し上げたとおり、法令違反(※言い間違い(遵守)の訂正)の意識、意図はなかったということを今、公におっしゃられるというのは、法令を曲げるつもりはスタッフ含めてなかったんだということを断言なさったというのはちょっと違和感が。

知事)
 なかったはずだということです。

記者)
 (なかった)はずだという理解でよろしいでしょうか。

知事)
 はい。

記者)
 後援会とおっしゃっているんですけれども、後援会、いろんな後援会があるというような文脈でお話を昨日もされたんですけれども、あえて固有名詞は出しませんけれども、オープンデータになっているものを見ても、純然たる他の人が自発的に勝手連的に作った後援会というよりは、もう電話番号とか関係者の名簿を見ても、もう極めて知事の事務所そのものの部分というのも多いかと思うんですけれども。他の人がやってくれたことがわからないというよりは、自分の事務所スタッフ等々で早急な把握が可能なものなんじゃないかなという印象を受けるんですが、そのあたりはいかがでしょうか。

知事)
 それも含めてまた、そのために設定する記者会見でご説明させていただきたいと思います。

司会)
 それでは以上をもちまして、知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

2012年の記者会見