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2022年4月8日知事記者会見

会見写真

新年度にあたって

 私からは、2項目お話をさせていただきます。
 はじめに、新年度にあたっての私の思いについてお話させていただきます。
 新型コロナウイルス感染症との闘いは3年目に入りました。これまでの医療関係者の皆様のご尽力と、県民、事業者の皆様のご協力にあらためて心から感謝申し上げます。
 コロナ禍が長期化する中、県民の皆様の命と健康を守り、そして、暮らしと経済を守るため、これまでの経験や科学的知見を最大限生かし、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向け、全力で取り組んでまいります。
 さらに、ポストコロナを見据え、「教育の再生」と「産業の振興」をはじめ、人口減少社会への対応など、本県の持続的な発展につながる施策もしっかりと推進し、すべての県民が明るい笑顔で暮らす「生き活き岡山」の実現を目指してまいりたいと存じます。

新型コロナウイルス感染症について

 次に、新型コロナウイルス感染症についてであります。
 県内の感染状況は、3月下旬から前週の同じ曜日の新規陽性者数を上回る日が続いており、感染再拡大も懸念されます。毎年、年度初めのこの時期は、進学や就職、転勤などで人の移動が多く、昨年も4月中旬から感染者が急増し、下旬には病床使用率が50%を超え、医療提供体制がひっ迫に至りました。
 県民の皆様には、高齢や基礎疾患があるなど、重症化リスクの高い方を守るためにも気を緩めないでいただきたいと思います。体調が悪い時は、すぐにかかりつけ医等を受診する、感染リスクが高まる会食はできるだけ少人数で短時間にするなど、基本的な感染防止策の徹底と1日も早いワクチン接種をお願いします。
 私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 (感染の)再拡大が懸念ということをおっしゃったんですけれども、まだ再拡大(に)入っているというご認識ではないということでしょうか。

知事)
 (配付資料である「直近1週間の岡山県の状況及びレベル判断」を示し)これをどう見るかっていうことなんですよね。やはり曜日によってずいぶん(新規陽性者数が)違います。週末は病院に行ったり、検査を受ける人が少なくなるもんですから、日曜日、月曜日はもう常に(新規陽性者数が)低いです。それを見て下がったっていうのはこれもうおかしいですし、水曜日あたりっていうのが、週末受診できなかった、検査できなかった方が月曜日からまとめて受けることもあって、水曜日(新規陽性者数が)結構高いんです。それ見て、うわ上がったっていうよりも、この(前週の)同じ曜日で比較すると傾向がわかるわけです。そのそれで、もうほぼ2週間上り続けているっていうのは、やはりこの春休みですとか、(3月19~21日の)3連休による人の移動っていうのは感染拡大に寄与している。これは気をつけなければいけない。この体制で我々ゴールデンウィークに入るわけですので、去年、岡山県、3月末は一日(※間違い(数日)を訂正)(新規陽性者数が)ゼロっていう日があった。よかったねって言っています。その4月の初めにポロリポロリ、5人だ7人だ12人だみたいな、なんか出ているね、でも少ないよねっていうあたりから、トントンと50人だ70人だっていうことで、そのゴールデンウィーク明けには(5月3日から岡山市内指定区域で)時短(要請等)に追い込まれ、その後、岡(山市全域)、倉(敷市全域)で時短(要請等)をし、そういう状況に我々追い込まれていったわけです。で、今我々はその1年前に10人だ20人だって言っていた時期に、500人だ600人だっていう状況でいるわけですので、これは大変だっていうの、これはもう当然数字を見れば明らかですし、ただ、このスピード、この(今年1月からの急拡大の)傾きとこの(3月末からの)傾きはもう全く違います。この(今年1月からの急拡大の)傾きで上がってくるのであれば、私もこんな冷静ではいられません。もう大声で、もう目を真っ赤にして叫んでいると思います。これは(新型コロナウイルス感染症に)かかった方は抗体を持っている、また、ワクチン接種がずいぶん進んでいる。このオミクロン株がそもそも重症化しづらいもので、重症化しやすい高齢者が今の時点(4月6日)で85%、3回目接種が終わっていると。全年齢でいっても45%(弱の方の3回目接種が)終わっていると。これがかなり大きいんだと思います。あともう一つは、高齢者の施設に対して定期的に検査を受けていただいていますので、いろんな意味で高齢者が守られている。だからこそ、その重症化される方が非常に少ない。今、この2週間にわたって少しずつ(新規陽性者数が)増えている、非常に心配、ただ、このスピード以上に人流が増えていますので、その人流が増えている経済、暮らしが戻っているスピードの多分半分なのか3分の1なのか4分の1のスピードで増えているけれども、実は病床使用率は、先週と比べると下がっています。これがずっと続くかどうかわかりませんけれども、18%だったものが14%弱に今なって、(資料を示しながら)先週18%を超えていたのが14%を切って、とにかく重症化しやすい方、入院しなければならなくなるような方を重点的に守ってきているからだと考えています。この状態でダラダラダラダラいくのであれば、これはかなり作戦が成功している。つまり、医療機関に負荷を必要以上にかけずに、できる限り暮らしと経済が回っているという状態ですから、ある種、理想の状態なんだと思うんです。ただ、ゴールデンウィークをこの状態で迎えるのがどうなのかっていうことと、今、岡山ではまだ1割程度にしかなっていない、(オミクロン株の)BA.2(系統)が、広がりやすい株なんですから、これから広がっていく東京のように、半分を超えてくるっていうのは十分可能性があるんですけども、そのときにどうなのかっていうことで、常に心配はしながら日々状態を観察しています。ぜひ皆様方も、いやー天気がいいぞと桜が綺麗だっていうことで羽目を外さないように気をつけていただきたいと思います。桜道の下を綺麗だなって言って散歩することで、(新型コロナウイルス感染症に)うつったりはしません。でも、いかにもうつりやすいようなところに大人数でいると、そこに1人感染者が混じる可能性は、当然人数が多くなればなるほど少しずつ上がるわけでありまして、気をつけていただきたいなと思っています。

記者)
 ワクチン接種に関してなんですけども、最近の感染者を見ますと接種率が伸びていない世代に集中してきていると思いますが、県としては、どういうふうに呼びかけていく(か)独自の取組等ありましたら教えてください。

知事)
 とにかくワクチン接種を進めていきたいと思っています。国の方にはできるだけ客観的なデータを示してほしいっていうことを常に言い続けているわけですけれども、実際にはいろんな場面で、かなり副反応(※間違い(副作用)を訂正)はそんなに心配するほどありませんよですとか、(ワクチン接種は)非常に効果が高いですよっていうデータは次々と出ています。ここの場でも何度も言いましたけれども、私の娘の22歳の娘と13歳の娘はワクチン打っていますし、5歳から11歳に該当する子どもはいないわけですけれども、私がこれまで、この立場で必死で調べた、勉強した知識から判断すると、その(自分に)5歳の子どもがいたとしても、私は打たせます。そちらの方が子どもにとって得だと信じていますので、ぜひ皆様方もきちんと調べた上で結構ですので、ワクチン接種(を)進めていただきたい。みんなのためになるのは、これ間違いありません。一部みんなのために、個々人にとっては損なことをさせようとしているんじゃないかっていう誤解があるようですけれども、国の審査会で審査しているのは、みんなにとっていいというのは当たり前なんだけれども、打つ個人にとっても得だっていうことで認可をしていますので、ぜひそういったことも調べて、納得していただいて、接種をしていただきたいと思っています。今、いろんな接種しやすい場所がありますし、かかりつけ医でも大丈夫ですし、集団接種の場もそれぞれの市町村で用意をされています。岡山県の場合は、倉敷(市)の方が岡山(市)で打っても大丈夫ですし、その逆も大丈夫ですので、ぜひ(2回目接種から)6ヶ月過ぎれば早めの3回目接種、また、実はまだ1回も打っていないんだという方が、これから1回目、2回目接種も受け付けておりますので、当然ですけれども、ぜひお考えいただきたいと思っています。

記者)
 感染状況に鑑みてですね、現状、県民限定になっております「おかやま旅応援割」なんですが、今後、隣県に拡大する予定とか、現状の知事の方針をお聞かせ願えますか。

知事)
 そうですね、これも両方のお考えの方いらっしゃると思います。いやこんな状態なのに、「おかやま旅応援割」やっているよね。それ(感染)を広げる可能性があるんだよねっていう心配をされている方もいらっしゃると思いますし、いや、他の県は結構ブロック単位で広げているのに、岡山(県)、何をモジモジしているんだというふうに思われている方もいらっしゃってもおかしくない。そもそも旅応援割を我々(3月22日から)再開するという決めた一つの理由は、旅館、ホテルっていうのは、どんなに感染が厳しい状況になっても、閉じる施設にはなっていないんですね。国民生活を回していくために、むしろ開けてくださいっていうことを国がお願いしている施設ですし、感染の可能性がある人は来ないでください、もしくは県外から来ないでくださいっていうことが、旅館業法で禁止をされています。差別的扱いっていうことで。そういう、なかなか難しい制約があるっていうのは、もうこの2年間変わっていない中で、県内の人で、旅館、ホテルを埋めるっていうのは、かえって長距離移動を抑制する要素もあるということで、ある程度県内(の感染状況)が収まってくる、病床使用率が下がってくるですとか、我々自身がまん(延)防(止等重点措置)から抜けると、というときには悪くないことだな、極力地元の人でホテルを埋めてしまうという、そういうこともあって取り入れています。ブロック単位になると、いやそれちょっと少し長距離移動の要素が出てくるじゃないかと、もうおっしゃるとおりなんです。そういうこともあって、今我々、現状様子を見ているわけなんですけれども、ただ一つ前向きの要素とすれば、これはブロックに広げるにあたっては、必ずワクチン検査パッケージを使いなさいっていうことになっています。3回目の接種をするか、その直前に検査をするっていうことになると、ほぼほぼ、それを使っている人は感染している可能性もないということですので、心配するほど、感染のきっかけにはなりづらいということも言えます。私はもう全国の知事の中でも、長距離移動が感染拡大に寄与しているっていうふうにずっと主張していた人間の1人ですので、わざわざそんなことはしたくはないんですよ、そのいろんな要素を考えながら、春休み、もしくは異動の時期っていうことで3連休もありました。これがどういうふうになるのか、昨日あたりで春休み終わっているっていう学校も多かったんですけれども、その春休みの最後の数日の状況が、どう(新規陽性者数の)結果に反映されるのか、これから数日するとその結果が出てきますけれども、それがすごいことになるのか、比較的落ち着いた様子で推移するのか、そういったことを見て判断したいと思っています。

記者)
 3月(18日)の(知事定例記者)会見でも少し触れられていたんですけども、JR西日本が、もういよいよ今月ですね、間もなくだと思いますけども、収支公表を初めてされるということで、それに関する3月の質問では、収支公表自体は率直な議論の入り口になるという比較的前向きに受け止められるご発言でしたけれども、芸備線の区間で、例えば1億ぐらいだとか、姫新線で何億だとか、例えばそういう具体的な数値が、まあ減だと思うんですけども、そうなったときにJR単独では維持できない、JRまかせにされても困るというような意味合いのことだとすればですね、今後県として、財政支援とか運営のコミットみたいなそういったことというのは、率直な議論という中ではどんなようなことを考えていかれるご用意があるのでしょうか。

知事)
 まだその数字を見ているわけではありませんので、その数字が公表されて、我々の方で精査をしてからということになろうかと思います。これまでは、JR西日本さんの中で内部補助というか、非常に儲かっているドル箱路線の収益をもって、採算性があまり芳しくない路線の維持をしてくださっていた。これ、社会貢献の意味合いも非常に大きかったのかなと思うわけなんですけれども、それがコロナ禍等で、JR各社さんの経営が厳しくなって、なかなかこれまでのようにはできなくなってきたというのが、JR西日本さんの説明だと理解をしています。これは地元からすると、これまでそういうことでうまく回っていたものが、いやちょっとなかなか回せないよっていうことですから、我々とすれば大変戸惑っている、もし、JR西日本さんが何か本数を減らすだとか、一番極端な廃線にしてしまうですとかいうことになると、地域の利便性が損なわれるわけですので、我々として、はいそうですかとは当然言えないわけになります。どういったやり方が解決策になるのか、色々考えていくことになろうかと思います。今もう、今の時点でも、利用促進の取組がどういう効果があるのか検証はしているわけでありまして、そういったいろいろな取組、これから考えていくことになろうかと思います。ただもう、まず数字を見てからということです。

記者)
 利用促進の取組の効果、見ておられるというようなことですけども、先般2月に第3回の検討会があったときに、(県民生活)部長さんの方から、少し広島県側と比べてもう少し岡山県もしっかりしないといけないと、刺激を受けたような旨の発言があったんですけども、岡山県内の地元でも、少しちょっと若干、広島(県)と温度差があるなというような自己評価をされている方もいらっしゃるんですけども、その点、今後の連携とかも含めて、温度差があるままではネットワークがちょっと繋がりを欠くということになるので、どのようにお考えでしょうか。

知事)
 この温度差、当然別人格だと受け止め方っていうのは、ぴったり一緒にはならないとは思うんですけれども、地元とJRさん、もしくは県と岡山県内の市町村、新見市が大きいと思いますけれども、それから岡山県と広島県のそれぞれ置かれている立場がちょっとずつ、地元自治体とJRさんはちょっとではなくて結構違うかもしれませんけれども、違いますので、そういったことを反映して発言が少し違ってくる。ある意味当然だろうと思います。それをいろんな場で意見をお互い伝えることによって、少しずつ相手からするとこういうふうに見えているんだな、ここは困るだろうなっていう、そういう自分たちが見えている景色だけじゃなくて、他の人の事情、立場、形式を理解するのも、何らかの形の皆さんが納得する、今よりはいい解決策に向かう一つなのかなと思っています。もうとにかく、まだまだこれからどういうふうに事態が推移するのか分かりませんので、これ以上ちょっと私が申し上げることはないと思っています。

記者)
 新型コロナ(ウイルス)の感染状況についてなんですが、既に全国的には第7波に入っているんじゃないかというようなお話もあるかと思うんですが、知事のお考えとして、県内の状況というのは、今どういう状況だと考えてらっしゃいますか。

知事)
 この(資料のグラフ、第6波の)山が全てですよね。ここから例えば半年データを積み上げていくと、ああそうか、(山が)こうあって、これで(第6波が)終わったんだって言ったら、この部分(3月末からの)を第7波って言う人はたぶんいないと思いますし、ここからこの(現状の新規陽性者数の)高さの3倍のものが出てくれば、これは多分一つの独立した波として第7波という名前がつくんだろうと思います。我々とすれば当然ここから大きな波を作りたくないわけですから、皆さん、ヨーロッパでやっているみたいに、マスク外すっていうのはちょっと早いですよっていう、宴会とかは気をつけましょうねっていうことをお願いして、行ったり来たりはあるかもしれないけれども、大きな流れで言えば、ワクチン接種とともに、こんな(第6波のような大きな)波がもう出てこない、もしくは病床使用率ががんと跳ね上がらないようにしたいと思っています。今の時点で私自身、これをもって第7波、もしくは第7波の入り口だって言うつもりはありませんけれども、とにかく油断した時点でウイルスはその油断につけ込んできますので、とにかく第7波にしないように気をつけたいと思っています。

記者)
 ゴールデンウィーク後に(新規陽性者数が)増えていくことを懸念されているということだったんですが、やはりゴールデンウィークに向けて、また県として何らかの対策をとっていくというふうなお考えがあるんでしょうか。

知事)
 今はそういったことについて、さあどうしようかっていうことをいろいろ議論をしているところです。我々としても、必要以上に皆さんの生活に下押し圧力、不便をかけたいと思っているわけではありません。極端な話でわかりやすく言うと、上海でやっているみたいに、はいもう皆さん外に出ちゃいけませんと。岡山県を東と西に分けて、もう1日交代で外出禁止にします、みたいなことにすると、ここの(新規陽性者数の)数字がガーンと落ちるの(は)もうほぼ間違いありませんけれども、今この状態で心配ではあるけれども、病床使用率と重症(者用)病床使用率がかなり良い状態でコントロールできているところから、この(新規陽性者数の)数字をバンと下げるために、そこまでの皆さんの生活に大いなる支障を生じさせるのは、これやり過ぎだっていうことなんですよね。まん(延)防(止等重点措置)のときにやったような飲食店での時短(要請等)っていうのも、これも何とかしてこの(感染拡大の)勢いを止めなきゃいけないっていうときには、他になかなか良い代替策がなかったので、それをしたわけですけれども、そんなに今のオミクロン株に対して効く策ではないっていうのは、多くの知事が思っていながら、取らざるを得なかった策です。今の時点で、これが(新規陽性者数が)少し上がっているから、時短(要請等)をしようっていうのを、今日、真剣に議論することはありません。となると、じゃ休校するかっていうのを今真剣に議論するような状態ではありませんし、なかなかこれまでやってきたメニューの中で適切なものが見つからない。ただ、今功を奏していると思っているのが、とにかく高齢者の(ワクチン)接種、3回目接種についてはもうきちんとやろうね、と。これ全国水準を、高い水準で達成できていますし、全般的にも、全ての年齢で進めましょうねっていうのも、これまだまだ45%ですから、まだまだなんです。これでも全国平均よりは高い。あと、高齢者の施設の従業員に定期的に検査をしてもらっている。これはうまくいっていると思いますし、検査をして陽性になった高リスクの方に素早く中和抗体薬を打ってもらうっていうのは、岡山県は全国有数のスピードと率で打てているので、重症化を防ぐっていうことでは、我々がやってきた作戦はかなりうまくいっているんだろうと思います。ただ、新規陽性者数がある程度増えてくると、どうしてもその高齢者にうつる可能性が出てきますので、これをいかに防いでいくのか。なかなか、本当に悩んでいるというのが実態であります。ぜひ、自分でもこれはリスク取っちゃったっていうことを、いかに防いでいただくかっていうことだと思います。

記者)
 JR西日本の関係でお伺いしますけれども、今JR西日本が民間企業で収支に応じて、減便と廃線等を検討しているんですけども、とはいえ元々国鉄という経緯があったと思うんですけども、国鉄でも線路自体が国有財産という経緯を踏まえて、民間企業と言えどもそういう判断によって決められるという仕組み自体を、知事としてはどういうふうにお考えでしょうか。

知事)
 なかなかこれは難しい問題でありまして、とりあえず芸備線のことを考えれば、JR西日本さんが、JR西日本さんだけで廃線まで決めるんじゃなくて、もう少し地元の意見を聞いてくれればな、それの一番強い形は、地元の同意がなければ廃線できないっていうことにしてしまうっていうのが一番きつい形だと思いますけれども、ただ、思い起こせば、なんで今JRが分割民営化されているんだろうかっていうことで言えば、私も小学生、中学生の頃、国鉄がありました。だいたい線路なんていうのは分けていいことは普通ないわけであって、繋がっている方が利便性絶対高いわけですから。全国の国有鉄道が一つの組織で運営されているっていう、非常にいい状態に見えたわけですけれども、国有鉄道ですので、全て国の指揮下にあったと。国会議員の皆様方、我田引水ならぬ我田引鉄っていう言葉が、その当時あったそうでありますけれども、とにかく自分たちの地元に線路を引いてくれと、もうそれが採算が取れようが取れまいが全然関係ないんだと。一旦引いた線路はどんなに採算が悪くても、そこから撤退なんて許さんぞとっていうことに従わなければいけない組織であった結果、毎年毎年運賃改定(※間違い(春闘)を訂正)っていうことで値上げをする。で、値上げをすると、いやこんなに高いんだったらもう乗れないよって言って乗客が減る。乗客が減っていると赤字になるから値上げをするっていうことで、どんどん負のスパイラルに入り込んでいって、いやこの赤字何とかしなきゃっていうことで、従業員さんの給料も少し抑えないとどうしようもない。そんなの許さないって言ってまたストが起きたりですとか、もう皆さんはお若いから覚えてないかもしれませんけれども、国鉄時代、私、駅のトイレを使うっていうのはちょっと基本的にあまり考えられなかった。でもどうしてもっていうときには使いましたけれども、非常に汚れていましたし、もうちょっと行くのが怖かったんですよね。駅員さんもあまり評判が良い感じではなかったですし、ちょっと組織とすれば、もう非常にこの駄目な見本のような状態になっていました。もう民間組織として駄目だったら倒産するかもしれないんだよ、自分たちで頑張りなさいっていうことにしたとたんに、あれをあれよと言う間に、数年間で見違えるように良くなった。これ分割民営化したら、自動的にそうなるなんてものじゃなくって、当時の経営陣の皆さん、社員の皆さんが、あんな状態はひどかった、なんとかしなきゃっていうことで、必死に努力をされた結果だと思いますけれども、我々がこれはこうしなきゃいけない、ここはこうしろっていうふうな強制力を持つことで、また国鉄のような状態に逆戻りしてしまうと、かえってみんなひどい目に遭ってしまう。国有化まで考えてないよっていうことかもしれませんけれども、実は似たようなことは、日本航空にも起きたわけであり、日本航空はもう純然たる民間企業ですけれども、やはりそれぞれのプレッシャーで、この路線は赤字だけれども撤退できないっていうことがあったようでありまして、結局一旦破綻をしています。ですから、この路線は絶対に駄目よと、残してくださいよっていう、一つ一つの要求は本当に切実で、それだけやってくれるんだったらすごくいいんですけれども、それが積み重なって、その組織自体が破綻をする可能性まで考えると、なかなかいろいろ難しいところあります。ただ、だからといって、もう好き放題、ハイハイって言って路線を切られてしまうと、それぞれの地元が大変つらいという切実なものがありますので、ここは何とか良い形の折り合いをつけるべく、それぞれ知恵を出していかなければいけないと思っています。

司会)
 それでは以上をもちまして、知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

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