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2022年5月27日知事記者会見

会見写真

新型コロナウイルス感染症について

 先般、マスク着用に関する国の見解も示されましたが、十分な換気など感染防止対策を講じ、本日よりマスクを外して会見させていただきます。よろしくお願いします。それでは、本日は、2項目お話をさせていただきます。
 まず、新型コロナウイルス感染症についてであります。
 ゴールデンウィークによる人の移動の影響は薄れつつあるものの、新規陽性者数は高い水準で推移しております。
 こうした状況の中、一昨日から、重症化を予防するためのワクチン4回目接種が始まりました。4回目の接種対象は、3回目接種から5か月を経過した60歳以上の方、基礎疾患をお持ちの方、その他重症化リスクが高いと医師が認める方となりますので、対象となる方は、早期の接種をお願いいたします。

証紙制度の見直しについて

 次に、証紙制度の見直しについてであります。
 昨年10月に策定した「岡山県DX推進指針」に基づき、収入証紙制度の在り方について検討を進めてまいりましたが、本制度につきましては、来年10月から廃止することといたしました。
 これまでは、手数料などの納付にあたり、特定の販売場所で証紙を購入した後、申請書などに貼って窓口に提出していただく必要がありました。制度廃止後は、現金やキャッシュレス決済などで手数料などをお支払いいただき、窓口に申請書を提出していただくことを予定しております。
 また、昨年度は、行政手続を電子申請で行う際にクレジットカード決済が可能となるようシステム改修にも取り組んだところであり、今後は、手数料を伴う行政手続のオンライン化を順次進めていくこととしております。
 引き続き、県民の皆様の利便性を高めるためにも、手数料などの納付方法の多様化を進めてまいりたいと考えております。
 私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 先般、政府が、来月6月10日からですか、外国人観光客の受け入れを表明されました。そこへの思いといいますか、期待感等ございましたら、教えていただけますでしょうか。

知事)
 そうですね。とにかく、常に人を受け入れるっていうときに、感染拡大しないかっていう心配と、それはもう活性化に繋がるっていう期待、両方あるわけなんですけれども、ありがたいことに、ずいぶん3回目のワクチン接種が進んできたということ、あと、今、世界中で流行しているオミクロン株が、あまり重症化しないタイプのものである。それから我々、高齢者施設は厳重に守っている。そういったこともありまして、ある一定程度の(新規陽性者)数は常に出ているわけなんですけれども、病床使用率、重症(者用)病床使用率が低い水準で保たれているということで、私、大変期待をいたしております。復習なんですけど、私自身、オミクロン株が出たときには、もうとにかく、今度こそは厳密な水際対策(を)やってほしいっていうふうに唱えた知事の1人でありますけれども、入ってくるときはきっちりやるんですけども、一旦入ってしまった場合、米軍基地が主な入り口になったわけですけれども、入ってしまった後は、あまりその後の水際対策、意味がないものですから、諸外国がやっている程度の検査して陰性だったらいいですよ、(3回目の新型コロナ)ワクチン打っていればずいぶん緩いですよっていうのでも大丈夫なんじゃないかっていうふうに考えていた、多くの知事の1人でもありまして、この動き、歓迎をしています。

記者)
 知事が、マスクを外されて会見をされたメッセージ、これをお願いしたいんですが。

知事)
 私自身、知事の中では、かなり長くマスクをし続けた知事の1人であります。もう何ヶ月も前から、何人もの知事がアクリル板を置くことで、マスクを外していたことも知っていたわけなんですけれども、とにかく、このマスクが一番の手軽で効果の高い感染防止策であるということで、私自身、選挙をくぐらなければいけない人間として、顔を売る機会を失うっていうのも本当に痛いわけなんですが、それよりも、皆さんにやっぱりマスクなんですよっていう、マスクを着けているのが当たり前なんですっていう雰囲気を、岡山県内で維持するために、そのようにしていたわけであります。オミクロン株の特性のこと、ワクチン接種が進んできたこと、あと、気温が高くなって、今度は熱中症という別の心配が出てきたことなどを受けまして、国がマスク着用に対する新たな指針を発表されました。私自身、それを読んで、合理的な指針だと納得をいたしましたので、私自身それに従い、また県民の皆さんにも、この指針、非常に良い指針だと思いますので、きちんと守ってくださいねという意味でも、その指針に従って、今日外させていただくことになりました。もうすごい雑な復習ですけれども、その指針、屋内と屋外でまず分けています。それぞれにおいて2つの軸、十分距離が2m以上取れますかっていうことと、会話がありますかっていうこの2つで4つの象限に分けて、屋外は基本マスクなしで大丈夫なんです。ただ、距離が取れずに会話があるんだったらマスクしてください。屋内は基本マスクです。ただ、距離が取れて会話がないなら、例外的にマスク外していいですよっていう、そういう非常にわかりやすい合理的なものになっていると思います。最後に一つ、熱中症、意外と怖い症状でありまして、私、毎年、岡山県内の熱中症で救急搬送された方の数と、熱中症で亡くなられた方の数を計算をしているんですけど、だいたい1年終わったときに。2、3年前が一番率が悪くって、100人に1人亡くなられていたんですよね。救急搬送って言っても、熱中症の救急搬送って交通事故と違ってそんなに切迫感がないことが多いです。ちょっともう何か意識が何かないみたい、ちょっと疲れているみたいだから、念のため救急車呼んで休んでもらおうよ、みたいなことで救急車で運ぶ。99人は大丈夫なんですけれども、あのまま亡くなったらしいわよ何々さんっていう、そういう亡くなられ方をします。我々が思っているよりも結構死亡率が高い。そこまで率が高くない年は200人に1人亡くなっています。(新型)コロナ(ウイルス感染症)もやはり人が死ぬ病気なんですけれども、今そこまで人が死ぬようなことになっていない。これは中和抗体薬のおかげ、ワクチンのおかげ、いろいろな治療法のおかげだと思いますけれども。ということで、熱中症にも目配りをしながら、いろいろなリスクに対応した今回の指針、ぜひ広めていきたいと思っています。

記者)
 社会全体で経済活動を回していこうという情勢なんですけれども、やはり感染者や濃厚接触者になりますと、県民一人一人の生活が長期間止まってしまうという状況は続いています。そのあたりのバランスを見て、知事、県民の感染対策をどういうふうに呼びかけていきたいと思っていらっしゃいますでしょうか。

知事)
 濃厚接触者の扱いですとか、なかなか難しい問題です。どこまで検査をするべきか、できるのかっていうこととも関わるわけなんですけれども、一番はとにかく、規定の回数ワクチンを打っていただきたいっていうことに尽きると思います。高齢者の方はありがたいことに、(新型コロナワクチン)3回目接種した率がもう9割、これ年齢層によって9割を超えている年齢層もあれば、9割弱の年齢層もありますけれども、非常に意識高く行動をしていただいております。残念ながら若い方が、オミクロン株はそもそも重症化しないしということもあって、まだまだ3回目接種率が低いと。これもうぜひ、後遺症を防ぐためにも、また高齢者の方、基礎疾患をお持ちの方を守る意味でも、3回目接種、ぜひ打っていただきたい。まだ県内に1回目接種もされていない方、現実にいらっしゃいます。今からでも大丈夫ですので、1回目接種から始めていただきたい。また、ご案内のとおり、4回目接種も始まりました。ぜひ該当の方は、接種していただきたいと思います。

記者)
 おそらく、(新型コロナウイルスの)感染状況にとっては一番の懸念だったゴールデンウィークの影響、ある程度飲み込み終わって許容の範囲だと思うんですけども、その時点でおっしゃっておられた第7波の入り口にいるんじゃないかというのが、ゴールデンウィークおっしゃっていた時点があるかと思うんですけども、これはもう結果としては、第7波は回避できたというお考えでしょうか。

知事)
 どうなんでしょう、もうこれ、定義によるので、岡山県に関してはもう(資料「直近1週間の岡山県の状況」の)この数字が全てです。これを私はもうダラダラ長い第6波が続いている。第6波の収束に非常に手間取っているっていうのが、私の率直な現在の思いですけれども、例えばこれを第6(波)と呼んで、ここを何か切れ目はないけれども、第7波という、日本アルプスの山の名前の付け方みたいなものが、どこまでを1つの山ととらえるかっていう、これはちょっと完璧なものっていうよりも、その方のセンスだとか問題意識によって、もしくはこの後どんなものが出てくるかによっても違うかもしれません。例えばこの後、この(第6波の)山の3倍ぐらいのものが出てきたら、ここは実は第7波の入り口だったんだっていう解釈が、これから可能になってしまうかもしれませんけれども、私とすれば、少しずつ少しずつ抑えていって、第6波っていうのは、ピークは早めに打つことができたけれども、その後の収束にダラダラ時間が掛かったっていうことを、後から振り返ることができるように抑えていきたいと思います。

記者)
 羽目を外さないで家でいるというところの両立のバランスが難しいと思うんですけども、(知事が)マスクを今日外されているということで、アフターコロナとは言いませんけれども、ウィズコロナで少し経済、社会経済活動回す方に回帰できるというメッセージも含めていらっしゃるのかなと思うんですが。

知事)
 正直それも入っています。まず一番は熱中症とのバランス感覚です。先ほど言いましたように、熱中症って意外と怖い病気で、若い方も昨日まで元気だった方がウワーっと暑い中で走り回って、本当に数時間後に亡くなっているっていうことがありうる症状だということと、いや熱中症っていうのは8月とかの、もうなんか猛暑日に人が死ぬんでしょっていうのは意外と違っていて、今我々、暑さ慣れしていませんので、そういうときに、この程度の気温で、この程度のことでということで、確率的に若い方も年配の方も亡くなるっていうことで、ちょっとこれ、湿度が高い、暑い日本では気を付けなければいけない。プラス、これから経済もある程度回していくとそういうことも入ってございます。前面に出して言うわけではないんですけども。

記者)
 マスクを知事が外して会見するのはいつぶりですか。

知事)
 調べていただきまして、マスクを連続して着ける一番最初の日が、この2020年の12月18日、岡山県独自の医療非常事態宣言を発出した3日前に、マスクをして登場をしまして、それから連続して記者会見ではマスクをしていたということでありますので、1年半にわたって、記者会見でマスクをつけていたということです。

記者)
 今日マスクを外して会見されてみて、何か率直にいかがでしょう。

知事)
 私自身はマスク、好きでつけていたわけではないので、ずいぶん解放感を感じます。

記者)
 参院選の関係でちょっとお伺いしますけども、近年投票率の低下が続いていまして、県として投票率向上に向けて、何か方策というのは考えていらっしゃるのでしょうか。

知事)
 選挙管理委員会の方で毎回いろいろ工夫をされていることと思います。実際投票っていうのは、もう民主主義の基本でありますので、ぜひ有権者の方は、全員投票をしていただきたいと思います。今、社会貢献ですとか、いろいろ言われていますけれども、民主主義を守るという意味で、投票っていうのは非常に大事な社会貢献だと思っています。いろいろな、私はこんないい活動をしていますって言っても、投票に行ってないっていうのは、ちょっと順番が違うようなところがございます。1日で済むことでありますし、ぜひ投票に必ず行った上で、いろいろその方が思われている社会貢献していただければと思います。

記者)
 7月からのデスティネーションキャンペーンがいよいよ岡山でも始まるということで、岡山県としてインバウンドの誘致にも何か力を入れていくと(の)考えはありますでしょうか。

知事)
 岡山県、もともと非常にインバウンド(が)好調に推移してきたわけでありまして、コロナでもうほぼゼロになったわけですけれども、もうこれからまた、国が外国人の観光客が入るときにどういった要件を課すのか、それがワクチン何回接種っていうことなのか、検査っていうこと、いろいろあろうかと思うんですけど、そのハードルをきちんと超えた方については、岡山県とすれば歓迎をしたいと思っています。ご案内のとおり、岡山県、海があり、山があり、それぞれいろいろなこの景色がございます。岡山県内の中でもずいぶんいろんな地元の味があります。海の幸、山の幸含めてありますし、瀬戸内海が実は素晴らしい資産なんだっていうことは、この数年、ずいぶん世界中に広まってきたわけでございます。ぜひ、インバウンドについても、しっかり取り込んでいきたいと思っています。その前に、多分前ってことになると思うんですけれども、この7月、8月、9月の岡山デスティネーションキャンペーン、まず、岡山の観光を回復させる起爆剤にしたいと思っています。その勢いのままに、外国人の方にもお越しいただければと思っています。当然それができるような感染対策は続けていかなければいけないと思っています。

記者)
 先般、岡山県(5月9日)と岡山市(5月20日)の総合教育会議で(岡山)市側の方から、教育政策の目標値について、(岡山市分を)外して設定するように要望があったかと思うんですけども、あらためて、現時点で知事のお考えをお願いできますでしょうか。

知事)
 私自身は、県民の皆さん、有権者の皆さんから、岡山県良くしてほしい、住みやすくしてほしい、元気にしてほしいという期待を受けて、知事に当選をさせていただきました。今、3期目であります。その中に、私自身が教育、岡山の教育良くしますっていうことを、非常に優先順位の高い公約としてずっと唱えてまいりましたので、私自身は、岡山市の子どもたちも含めて責任があると考えております。岡山市役所の方で、また違った考えがあるのは承知をいたしておりますけれども、これについては、これからもしっかり話し合いを続けていきたいと思います。

記者)
 (総合教育)会議の場でも、実際知事もですね、(岡山)市との議論の場だったりとか、連携の強化については言われていたかと思うんですけども、あらためて、具体的な(岡山)市側とですね、このことに関して何か別の会議の場を持つとかですね、具体的な連携強化策みたいなのは、何かあったりはするんでしょうか。

知事)
 まだ、具体的にこう詰めてどうこうっていうことではないんですけれども、岡山市が政令市であること、また、政令市なので、小学校、中学校について先生の人事権ですとか、給与の支払いですとか、非常に広い権限を有している、これも事実でありますので、他の市町村の教育委員会ともこれまで緊密にやりとりをしてきたわけでありますけれども、岡山市の教育委員会とは、特に緊密に連携を保つ必要があるということを、今回、あらためて認識をしたところであります。教育委員同士は、定期的に懇談をしておりまして、非常にこれまでも良い関係を続けてきたっていうふうに聞いておりますけれども、ぜひ良いところはそのまま、また必要に応じて、さらに連携を深めていきたいと思っています。

記者)
 先日(5月11日)の芸備線の会議の中で、JR側から利用促進にとどまらない議論をしたいという提言がありまして、自治体側は、今持ち帰って検討されている段階だと思うんですけれども、まず知事の受け止めと、岡山県として今後の議論に対する方針というのを教えてください。

知事)
 JR西日本さんの発言について正式に正確に言えば、存廃を含めた議論の申し入れではなくて、将来の地域公共交通の姿についても、話し合いたいというご意見をいただいたと聞いているところでございます。いずれにしても、我々がどういう、これから対応をとるかということについては、岡山県庁だけで決められることでもありません。広島県、新見市、庄原市、そういった関係自治体とも相談をした上で、対応を決めていきたいと思っています。

記者)
 これまでは、利用促進だけという目的で議論してきたと思います。ところが、JRとしては、次の段階に行きたいというふうにおっしゃられた。率直に知事の受け止めというのはいかがでしょうか。

知事)
 岡山県庁だけじゃなくて、先ほど名前を挙げましたそれぞれの自治体も、少しずつ当然置かれている立場が違い、考え方も違うわけでありまして、今ここで、我々こうなんだっていうことにならないわけです。とにかく発表された数字は、元経営者の私からしてもかなりびっくりするような、これは厳しいだろうなと、あと2割売り上げが上がれば採算分岐点になるんですとかっていうんじゃなくって、もうその10倍売り上げが上がらなければとか、10倍売り上げが上がったとしても採算分岐点になりませんっていうような数字ですから、これは大変だなっていう思いがある、これ事実です。ただ、だからといって、はいそうですかっていうことには、今その(芸備)線のおかげで通学している学生さんですとか、通院されている高齢者の方がいらっしゃる以上、なかなか物わかりのいいことは言えない状況であるのも事実です。大きな立場の隔たりがありますので、これをどういうふうに埋めていくのか、今、我々が中国地方知事会でも議論をしたのが、ちょっとこの地元自治体とJR西日本だけでこの広いギャップ、本当に埋められるのか、そんな良い知恵あるのかと。ここはぜひ国にも関与していただく必要があるんじゃないかっていう、そういう今議論が始まったばかりでありまして、ちょっと、今それ以上のことは私自身、わからないし申し上げられない。

記者)
 広島県と庄原市、新見市さんは、それぞれ一定程度、受け止めについてどちらかというと拒否、あの(5月11日の)検討会議の場では議論はしたくないというような意向を、それぞれ首長さんが発言されているかと思うんですけども、そこについて、知事としてはどのように考えてらっしゃるのか、あらためてお聞かせください。

知事)
 地元自治体がいやもうそれはいいことですね、しょうがないですねっていうはずがないと思っています。もしその路線がなくなった場合、困る住民の方いらっしゃいます。その方々と、物理的な距離が近ければ近いほど、その方々の気持ちに沿った発言になるのはもうある種当たり前であります。ですから、そうなんだろうなと我々もそういう思いがありますし、ただ、あそこまで収支が悪いのが続いているっていうのが、これは大変なことだっていうのも頭ではわかるっていうことでありますので、それぞれの反応は、ある種自然な反応だと思っています。

記者)
 幹事会の中で話をしていく、議論をするかどうかについても話をしていくということですが、そこについては進捗状況はいかがでしょうか。

知事)
 そんなに動いているとは報告を受けておりません。

記者)
 先ほど知事も言及されましたけれども、国の関与もこの問題については必要ではないかというところ、国の検討会議、7月に一定程度の方向性というものを示すというようなところもありますけれども、そこについて知事はどのように期待だったりとか、何か受け止めというのを持っていらっしゃいますでしょうか。あと、議員連盟も動いているところがありますけれども、そこについて、併せて教えてください。

知事)
 国がどういう姿勢を示すことになるかというのは、芸備線のことだけでなく、これからの、とりあえずJR西日本の路線、それからJR東日本も含めたJRの路線問題に大きな影響を及ぼすことになろうかと思います。ここでも働いている力は多分一緒でありまして、それぞれの地域の生活をどう守るのかっていうこと。あと、民間企業であるJRにどこまで義務を課すのか。もし国が関与するのであればどういう形で支援をするのか。そういったことが、それぞれの地域の路線の未来を、姿をかなり大きく変えることになろうかと思います。

記者)
 芸備線だけでなく、他の路線の自治体も市民との対話を始めるなど、今後、沿線自治体の対応が本格化していく状況に入ってきました。岡山県として、この課題について重要視するポイントっていうのは、知事どういうふうにお考えでしょうか。

知事)
 移動っていうのは、住み方と大きく関わってきています。ちょっと議論のために、もうすごく大袈裟に、明治維新前に、もう飛脚とか籠ぐらいしか移動機会がなかったことを考えると、とにかく今住んでいるところでだいたいのものが完結をしていた、もしくはそうせざるを得なかった時代から、いろいろな交通手段ができてきて、もしくはこれまで諦めていたようなことをできるようになってきた。住み方、住む場所、移動の仕方が変わってきた。例えば、高齢者の免許返納問題があるように、車があるという前提で、これまで思っていたよりもずいぶん遠くに住むことができるようになった、もしくは通勤電車っていう存在があって、職場からもう何十キロも離れたところに進むことができるようになった。そのおかげで、広い家、安い家、もしくは自然により近いところに住むことができるようになったわけですけれども、自分が車を運転できなくなってきた、ちょっと自信がなくなってきたとなると、そういうところに住めなくなります。職場に近い、もしくは便利な場所に近いところに引っ越さざるを得なくなる。それに近いようなことを対象地域の皆さん、突然迫られているようなことになります。そういったことをゆっくり5年ぐらい先にはこうなる、10年先にはこうなるっていうことがわかっていれば、少しずつ対応ができることでも、いっぺんにこうなりますよって言われると、本当に対応がより難しくなりもしますし、そのことによって、その場所の使われ方が全く変わってくる可能性もございます。ぜひ、時代の変化も、30年、50年ということでいえば、常にこの都心部も含めて変わってきているわけですけれども、いっぺんに利便性が損なわれるみたいなことは、これもうぜひ避けていただきたいというのは、自治体の切実な思いであります。市町村であれ、県であれ、思いは同じだと思っています。ですから、どういうふうにして地域の皆さんの暮らしを守っていくのか、JRさんともいずれそういったことについて真剣に話し合いをすることになるんじゃないかと思います。

司会)
 それでは以上をもちまして、知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

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