新型コロナウイルス感染症について
私からは、4項目お話をさせていただきます。
まず、新型コロナウイルス感染症についてであります。
県内の感染者数は減少傾向にありますが、過去2年はいずれも年末年始に感染が拡大していることを踏まえると、年内に全ての希望者がオミクロン株対応ワクチンを接種することが重要となってまいります。
県においても、本日から県営接種会場である県医師会館において、オミクロン株対応ワクチンの予約なし接種を開始しますので、接種券をお持ちの方は、早期のワクチン接種をお願いいたします。
手数料を伴う行政手続のオンライン化について
次に、手数料を伴う行政手続のオンライン化についてであります。
現在、877手続についてオンラインによる申請を可能としておりますが、これに加え、お手元の配付資料のとおり、納税証明書交付申請など、手数料の納付を伴う33の行政手続についてクレジットカード決済を可能とし、11月1日からオンライン化を実施いたします。
この33手続については、これまで収入証紙を貼付して申請書等を提出していただいておりましたが、今後は、来庁していただくことなく、手続が可能となります。
今後とも、県民の皆様の利便性向上に向け、行政のデジタル化を推進してまいります。
おかやまマラソン2022について
次に、おかやまマラソンについてであります。
11月13日に開催予定の「おかやまマラソン2022(にせんにじゅうに)」につきましては、残り1か月となり、県内各所でランナーの練習する姿を目にするなど、県民の皆様、関係者の皆様の開催気運の高まりを感じています。今大会においては、感染防止対策を徹底した上での開催となりますが、完走者へ贈呈する備前焼メダルをはじめ、きびだんご・シャインマスカットなどの沿道給食、ボランティアによる温かいおもてなしやランナーを励ます沿道応援など、おかやまマラソンらしさをしっかりと実感していただける大会となるよう努めてまいりたいと存じます。
また今回、私も初めてとなるフルマラソンに挑戦し、3年ぶりの大会を盛り上げようと考えております。
引き続き、おかやまマラソンの開催により、地域が元気になり、岡山の魅力発信につながる大会となるよう、関係者と一丸となって、準備に万全を期してまいりたいと存じます。
岡山桃太郎空港開港35周年記念事業について
最後に、岡山桃太郎空港開港35周年記念事業についてであります。
岡山桃太郎空港は、来年3月に開港35周年を迎えることから、記念式典を開催いたします。
式典のほかにも記念行事として、11月1日から参加型イベントとして、一般の方々から岡山桃太郎空港にちなんだ写真を投稿していただき、フォトモザイクアートを制作することとしております。完成したフォトモザイクアートは、3月の記念式典において披露する予定としております。その他にも、関係機関と連携し、随時イベント等を実施し、35周年の機運を高めてまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。
質疑応答
記者)
私も今回(おかやまマラソン2022で)フルマラソン(に)初挑戦します。知事も参加されるということで、とても嬉しく思っています。日々公務でお忙しいと思うのですけれども、練習はどうされているのでしょうか。また、今のコンディション、そして目標タイム(が)あれば教えてください。
知事)
ありがとうございます。ぜひ誰か質問してくれると言い訳が言えるなと。実は、今回フルマラソンしかなくなっちゃったじゃないですか(※新型コロナウイルス感染症対策のため、今大会ではファンランは休止でフルマラソンのみ)。これまでファンランを非常に楽しく走ってきたのですけれども、10キロとかに延びる(※言い間違い(増える)を訂正)のはもう大歓迎なのですけれども、もうフルマラソンしかない。でも、黙って見ているのも、これなんかいかんだろうということで、もうフル(マラソンに)出るということに決めました。8月、9月の暑い中、なんとか練習しようということで自分なりに頑張ってきたのですけれども、ここから先は言い訳です、ごめんなさい。コロナがちょっと落ち着いてきて、これもう本当に皆が頑張った結果なんですけれども、イベントがどんどん復活をしてまいりました。大変良いことだと思います。出張も増えてまいりまして、10月だけで出張は10回、週末(は)全部イベントでぎっしり(埋まっている)という、(コロナ禍前の)かつてのスケジュールが戻ってまいりました。なかなか走る時間が取れないということと、これも私が練習してないだけの話なのですけれども、よく、初マラソンの人に立ちふさがると言われている30キロの壁が、なぜか私には特別(に)20キロあたりで壁が立っているということでございます。なかなか現実的には、完走はそんなに可能性が高くないかもしれませんけれども、とにかく挑戦をするんだと。忙しくても、早起きしてちょっと走るですとか、いろんな工夫はできるはずですので、最後まで諦めずにスタートラインに立って、可能性がある限り前に進むということで、現実的には折り返しまで行きたいと思っております。でも大変です。一緒に頑張りましょう。
記者)
3年ぶりに(おかやまマラソンが)開催されるということで、初参加される方もたくさんいらっしゃると思うのですけれども、あらためて知事の決意を教えてください。
知事)
マラソンに挑戦するというのは、人生においても一大事でありまして、これが必ず完走に繋がるかどうかというのはあるのですけれども、私は挑戦そのものに意義があると考えています。これまでにない、早起きをして、一生懸命走ってという、これまでだったら面倒くさくてやらなかったようなことを継続して頑張ることで、いろいろ体調の変化があったりします。私この時点で体脂肪率が2ポイント下がって、もうそれで十分何か良かったなと。もうすぐ(体脂肪率が)15%(を)切るのじゃないかみたいな感じになっていますし、やっぱり体を動かすっていいなというのは、もう今実感しています。ぜひ、できるだけ多くの方に、フルマラソンかどうかは別として、おかやまマラソン、その他県内、県外で行われているいろいろな大会にエントリーしてもらって、それに向かって頑張ることで、またいろいろな何かこれまで見えなかった景色が、見えてくるのじゃないかなと思っています。特にフルマラソン、このハードル(は)高いですから、頑張っている人の連帯意識も強くなりました。とにかく、くじけずに頑張っていきたいと思います。みんなで頑張りましょう。
記者)
知事、今日久々にノーマスクの会見(※7月15日の知事定例記者会見以来)だと思います。そのあたり、どういう思いか教えてください。
知事)
これもどなたか聞いていただければと思っていたところでございます。私どもも、日々、毎日というと大げさかもしれませんけれども、2、3日に一回はコロナについて、今のこの状況をどうするのか、微調整、微修正、変更する必要があるのではないかということは感じています。当然ながら毎日数字はチェックして、何かあったらこれどうかな、あれどうかなというのは、幹部同士でやりとりをしているわけなのですけれども、今この(グラフを)見ていただいて、(画面に映した新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数と病床使用率に関するグラフの)この青線が日々の(新規陽性者数の)数字で、この点線が7日間移動平均なのですけれども、例えば第6波と比べても結構降りてきたと思います。もうこの時点、ここの点線で言えば、ここと比べると、3合目、2合目というよりも1合目、1合目と2合目の間ぐらいまで降りてきた。ここで言えば、例えばこの実数で言えば、ここなんていうのはね、あの移動平均の方がより正確ですが、この5合目ぐらいしか降りてない、ここでよく行って、3分の1ぐらい、3合目、4合目ぐらいしか降りずに、またダラダラ上がったり下がったりということからすると、(第6波に比べ第7波は)よく下がっている。まだまだ上がったり下がったりはしていますけれども、大きく言えば、かなり綺麗な山を作っていると。年末年始にかけて心配ではあるけれども、今度はマスク(が)今話題になっていますけれども、マスクの縛りが強すぎると。もうずいぶん前に、政府、国の方で、(1)屋外かどうか、(2)2m距離があるかどうか、(3)喋っているかどうか、この3つの条件のうち2つを満たせば、マスク外しても大丈夫ですよという指針が出ました。非常によくできた、合理的な指針だと思いますけれども、なかなかそうは言っても、(マスクを)外しているとなんか悪いことしているみたいに見られる、だからやっぱり念のため(マスクを)付けておくんだという人がいらっしゃるのも事実です。私自身、ムードメーカーの役割も果たしていますので、ちゃんとアクリル板を立てていますよ、換気も気を付けていますよということで、私自身、今回からは、またドンと次の流行が立ち上がるまでは、マスクを外して会見をさせていただきたいと思っています。マスクをするなと言っているのではないということは、ご理解いただきたいと思います。場面、場面で、マスクが必要な場面も、当然まだ残念ながら残っていますけれども、そういった(国の指針の)条件を満たす場合には、(マスクを)取っても大丈夫ですよ、私自身はどういうふうにしているかというと、常にマスクは携帯をしています。屋外であれば、もうその条件(を)満たしていますし、屋外から一瞬でぱっと気が付いたら屋内になっているというのは基本ないですから、ボーッとしなければ。人が近づくといっても大体、屋外でそんなに近くはない。あるのは、喋る、喋らないというのは一瞬で、「伊原木さん」とか言われると、ぱっと喋ったりも一瞬でやるので、何か呼びかけられて喋る必要が出た場合には、ちょっと(マスクの紐を耳に)かけてから、「何ですか?」という、そういう(マスクを)付けていなくっても付けられるように持っておくだけで、ずいぶん違うのかなと思っています。
記者)
ウィズコロナというところをしっかり意識して、県民にもそう呼びかけていきたいということでしょうか。
知事)
それが短くて素敵な回答だと(思います)。ウィズコロナの一つの例として、はい、今(マスクを)外しています。
記者)
自民党の方が10増10減に関して、自民党内で改正公職選挙法案の了承をしまして、今国会で成立する見通しとなりました。この受け止めをお願いします。
知事)
地方部の知事、特に今回、国会に送り出せる代表者の数が減る県の知事として、これを歓迎するということには、当然ならないわけでありますけれども、そもそもが最高裁からの要請で、国会の正当性を守るために国会の方で法律を作り、その仕組みに従って出てきた結論ですので、これはその流れからすれば、いろいろ思うところは、我々にもありますし、それぞれの国会議員の先生にも関係する方にもいろいろあろうかと思いますけれども、これはやむを得ないことなのだろうと思います。これが成立しなかった場合、また別の大きな問題、より大きな問題に直面することになりますので。そもそもで言えば、岡山県でこの人口減少を止められていないというところが、根本的な問題であります。今、この場でも何度かお伝えしたかもしれませんけれども、数年前から、岡山県の場合は(県民意識調査による)希望出生率が2を超えています。2を超えているのは素晴らしいことであって、結婚したい人が結婚をして、出産したいカップルが希望する数の子どもを持つことができると、実は岡山県のこの少子化は止まる。人口減少も、それを続けると止まるということですので、あとはもう我々の努力次第、もしくはずいぶん財源もいることが関わってきますので、国がどれぐらい支援してくれるかということ次第ですので、しっかりその根本のところに取り組んでいきたいと思っています。
記者)
ワクチンについてなんですけれども、Ba.1対応(型ワクチン)とBa.4-5対応(型ワクチン)が混在することになります。どうしても打ち控え、どれだけ説明しても打ち控えとか希望が偏ることが予想されて、県には難しい調整が迫られる局面があるかと思うのですけれども、配分やスケジュール提示などに関して、国への要望を含め、この点知事のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。
知事)
国に要望して何か状況が良くなるのであれば要望するのですけれども、一つは、とにかく今オミクロン株が流行っているので、ぜひオミクロン株に対応するワクチンを送ってくれたらありがたいなというのは、これは数か月前の我々の率直な思いでありました。そもそも、例えばデルタ株に対応をしているときに、ワクチン(は)非常に効果があったのですけれども、ただ、あの時打っていたワクチンというのは、従来型の在来株、武漢株というか、(当初流行した株)に対するワクチンでしたので、結構ずれていたのですよね。でも、ずれていても、それでもあれぐらい効き目があった。最初実験室で言われているもの、9割感染しないというほどではなかったですけれども、やはりこのワクチン(は)効くなというのを実感したわけなのです。今回、実際に流行っているのは、この第6波からオミクロン株ですから、そのオミクロン(株)に対応したワクチンになると、これまでアルファ株もデルタ株もずいぶん変異した違うものを打っていたのと比べると、もう本当に効くと。効くことが想定をされる。その中のBa.1とBa.5というのは、言ってみればちょっと違うよという程度であって、従来株とアルファ株、アルファ株とデルタ株の違いと比べると、何というか誤差の範囲と言ってもいいようなことでありますので、よほど気にする方は(Ba.5対応型ワクチンを打つ)。そもそもBa.5がこんなに早く地元に来るというのは、私、本当に報道で知るまでは、アメリカでそういう動きがあるというのは、これまたアメリカの報道機関で知っていましたけれども、もう、ちょっと想像以上の速さですから、いやいや、私流行り物が好きよと、初鰹は必ず食べるタイプという方はそれ(Ba.5対応型ワクチンを打つ)でいいですし、いや、自主的にちゃんと自分の身を守りたいということであれば、Ba.1だろうが、とにかく今回打てるようになった二価ワクチンをできるだけ早く打つというのがいいことだと思います。それぞれ好みとか、予約しやすいのがいいんだよとか、いろいろおありでしょうし、次、第8波が来る、来ないがあるのですけれども、次に流行する株がどっちの方に近いかもよく分かりません。オミクロン株かどうかも分かりません。多分オミクロン株の亜種であろうと思いますけれども、今のところ、すごい、さらに感染性の高い新しい変異株が出たというようなニュース、少なくとも私は聞いておりませんので。であるならば、まだまだしぶとく残っている、今のオミクロン(株)が復活するということなんだと思いますけれども、あまり気にせず、とにかく早く、この年末年始にまず間違いなくまたこの山、どこまで高くなるかは知りませんけれども、盛り上がってきてしまうその前に、ワクチンをできるだけたくさんの方に打っていただくということがとても大事だと思っています。
記者)
空港に関してお尋ねします。2点ございます。隣接する格好になる神戸空港が、国際便の就航がもうほぼ決まるというようなことなので、どうしても圏域(が)近いこと(も)あって、パイの取り合いのようなことが懸念される部分ありますが、そのあたりの受け止め、まず一言いただけますでしょうか。
知事)
近いところとはパイの奪い合いになりやすい。これは事実であります。これはもう私自身の信念なのですけれども、あまり競争に気を取られすぎると、かえって良くないこと(が)多々ありますので。例えば企業誘致について、最後、隣の県と取った、取られたみたいなことにあまり気にしすぎると、自分たちの条件を地味に少しずつ良くしていくとか、PRの内容を吟味するとかという本質的なところがおろそかになりがちですので、あまり気にしすぎないように、でも当然、我々のお客様だった会社だったり個人の選択肢が広がるわけですので、その場合、新しい、その神戸空港も含めた近隣空港にない我々の強みは何なのだろうか、工夫できるところは何なのだろうかということは、もう一度分析をして、神戸空港も含めてより日本に行きやすい、日本の旅行が楽しいものになるように、極力前向きに考えていきたいと思っています。
記者)
その上でですが、海外からの渡航が緩和されて、岡山もすぐに来ていただきたい状況だと思うのですけれども、広島(空港)、高松(空港)が優先して国の検疫等と準備が整う中で、そしてまた岡山(桃太郎空港)は多分、岡山(桃太郎空港として)の問題ではなく、国の方が検疫の体制とか整っていない状況があるかと思うのですけども、そのあたりのお考えをお聞かせください。
知事)
実は我々自身の準備は、もうそんなにこれ以上やることもなくて、明日から(国際線の就航は)Okよと言われたら、明日は極端かもしれませんが、その決まったスケジュールに対して、我々自身はかなり素早く動ける状態にあると認識をしていますけれども、この岡山(桃太郎)空港に限らず日本各地の空港で2年以上、実質2年以上かどうか別ですが、かなり長い間、国際線が止まっていたというのが事実でありまして、それに関して検疫の体制ですとか、税関ですとか、そういったところが止まっている。その人材は別のところで今働かれている。そういうことですので、国の担当の部分で、ずいぶんこれからまた準備が必要になる。国からしても、当然、国が管理する国管理空港(※言い間違い(第一種空港)を訂正)が普通は優先をされるという、国内部のリソースアロケーションで言えば、普通に考えるとそういうことになるわけでありまして、我々としても、この地方管理空港ではあるけれども、岡山桃太郎空港(は)、岡山県にとって、とてもとても大事な空港なので、ここはちゃんと対応をしていただきたいということは、もう既に内々には要望をしておりますし、もう少し大袈裟に要望した方がいいのかどうなのか、今考えているところでありますけども、ただ、いろいろな権限を持っている、もしくは責任を持っている当事者が準備をして初めて、また国際線の受入れが可能になりますので、自分たちでできることはちゃんと自分たちでやるし、国等の他の機関の協力が必要なものについては、引き続き協力を強く働きかけていきたいと思っています。
記者)
コロナとインフルエンザの同時流行についてなんですけれども、昨日(10月13日)、国の方でも発熱外来の重点化ですとか、検査を自分でやってとかいう対応が出ましたけれども、これについてはどう評価されていますか。
知事)
そもそも国の方での対応についても、昨日、タスクフォースが立ち上がったばかりということでありまして、本格的な議論にはまだなっていない。その議論を我々も注視しながら、自分たちで対応をとるということなのですけれども、ただ、細かい議論はこれからにしても、もう我々でも知っている常識、インフルエンザというのは大体、年末年始にすごい山ができるということですとか、コロナも先ほど申し上げましたけれども、この2年半にわたって、年末年始はもう常に山を作ってきたということも、そもそもこの気管支で起きる病気というのは乾燥しやすい、もしくは気温が下がる秋冬、年末年始に広がりやすいわけですから、もう同時流行の可能性は十分揃っている。また、この2年半、昨年の冬と、もう1年前(2020年)の冬については、たまたまインフルエンザがほとんど流行しなかったと。皆がマスクをしたりとかいろいろあるのですけども、もうずいぶん、報道されて皆さんご存知のとおり、オーストラリア、南半球で、我々の夏(である)オーストラリアの冬(に)、ずいぶんインフルエンザが流行っています。今我々、もう入国制限を緩めていますので、インフルエンザのウイルスはオーストラリアだけじゃなくて、南半球から必ず入ってきます。(インフルエンザウイルスの)抗体を持っている人も減っているというのも分かっています。ですから、同時流行の可能性は非常に高い。それに備えなければいけない。極力、分けて対処しなければいけない重症化する人たちに、リソースをきちんと分けなければいけないということは、もう分かりきっているわけですので、あともう細かいところをどうするかということだと思います。今我々が聞いている話だけでも、この新型コロナとインフルエンザの検査を同時にできる、同時と言っても、(それぞれ別の薬液で)ちょんちょんということなのだと思うのですけど、その(検査)キットが出来上がっていて、それをどうきちんと現場に、これから数週間のうちに届けるかと。それを使って、どっちなのか、まずコロナなのか、インフルエンザなのか、それとも別なのかということが分かるというのが、全ての治療の元になりますから、それをどう迅速にやるかみたいな話を今しているそうであります。きちんと国の方向を勉強しながら、我々自身も備えていきたいと思います。
記者)
コロナとインフルエンザの2つのワクチンがあると思うのですけれども、東京都なんかは大規模接種会場で同時接種を発表していますけど、岡山県ではどうでしょうか。
知事)
今、コロナのワクチンとインフルエンザのワクチン(を)同時に接種しても大丈夫だという指針が国から出ていますので、そういったことは十分あり得ると思います。かかりつけ医では、実際にそういうことをしていると。お医者さんによっては、腕を違えて打っているみたいなことも聞いていますけれども、今、県営接種会場でどうするかということについては、2つ一緒に接種する予定だというのは、今聞いているわけではありません。もう我々自身は、新型コロナに特化をして接種をしますけれども、そういった接種会場が出てきてもおかしくないと思います。基本的に、ワクチン接種(は)市町村の仕事でありますので、市町村がどう判断するかということなのかもしれません。
記者)
県営(接種会場)でできればやりたいなという考えはありますか。
知事)
その場合、実際一人にかかる時間が長くなるじゃないですか。ですから、新型コロナのワクチンを打つという観点で言えば、1日のキャパシティが減ることになります。インフルエンザのワクチンを打てるお医者さんというのは、現在でも、岡山県内に大量にありますので、ですから、わざわざ一緒にするメリットがどこまであるのかというのは、これは考えなければいけないことだと思っています。
記者)
「県庁通り」の一部区間の愛称の変更なのですけども、岡山市が愛称募集しまして、リニューアルが行われた市役所筋から柳川筋の間、「ハレまち通り」という愛称になりまして、明るくて良い名前だなというような意見もあれば、(「県庁通り」の方が)県庁の場所も分かりやすくて、慣れ親しんだ名前だったのになというような意見もありますけども、この県庁という名前が付いた通りの愛称の変更を、知事はどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。
知事)
私自身ということで言えば、もう残念ですけれども、この「県庁通り」そのものが愛称ですので、愛称があるところに新たな愛称を被せるというのがどうなのかなということはあるのですが、今管理を岡山市がしていますので、我々がなかなか口出しできるようなことではないので、これ以上は、コメントは控えたいと思います。
司会)
それでは以上をもちまして、知事定例記者会見を終了いたします。
知事)
ありがとうございました。