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2024年5月21日知事記者会見

印刷ページ表示 ページ番号:0918486 2024年5月22日更新公聴広報課
会見写真

「第4次晴れの国おかやま生き活きプラン(仮称)」等の策定について

 私からは、1項目、お話をさせていただきます。
 「第4次晴れの国おかやま生き活きプラン(仮称)」等の策定についてでございます。
お手元の資料をご覧ください。
 現行のプラン及び創生戦略の計画期間が今年度で終了しますことから、新たに第4次プラン及び第3期創生戦略を策定することといたします。
 計画期間につきましては、令和7年度からの4年間としております。
 県政の基本目標につきましては、現行プランと同様、すべての県民が明るい笑顔で暮らす「生き活き岡山」の実現を目指すことといたしまして、2040年代半ばの岡山の姿を展望した上で、4年間で中期的に取り組む施策の方向性を検討してまいりたいと存じます。
今後、県議会や市町村はもとより、幅広く県民の皆様のご意見を伺いながら、策定を進めてまいります。
私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 県政長期行動計画の次期プランなのですけれども、第3次は三つの重点戦略、3本柱というところでやられていたと思いますが、次の第4次プランに関してはそのあたりはどういうふうにお考えでしょうか。

知事)
 まだ柱をどうするかということについても決めておりません。これからいろいろ考えていくということでございます。今の時点の私の思いとすれば、教育のこと、産業のこと、これ本当に大事なエンジンだなという思いは、今でも変わっておりません。よほどのことがなければこの二つが柱から外れるということは考えられないわけでありますけれども、人口減少問題もございます。どういった柱を立てて、どういったプログラムを作っていくのか、これからじっくりと皆さんで考えていきたいと思っています。

記者)
 これからということだと思うのですが、知事が昨今力を入れている少子化対策というものは、柱の一つになり得るということで今後考えていくということでしょうか。

知事)
第3次プランは、教育、産業、それ以外のとにかく県民の生活に関わる大事なこと、それぞれ頑張りますというところに、人口減少問題というのが、創生戦略からではありますけれども、もう一本、柱のような形で大事な問題だということを、例えば予算編成のたびに申し上げてまいりました。事実上、象徴的なものが、教育、産業ということで言えば、もう1本の人口という柱が立っているような状態ですと言われれば、そういうことでもあるということは、現状として言えようかと思います。そういったことをどういうふうに整理していくのか、他のものがどういった扱い、位置付けになるのか、それをこれから考えていきたいと思います。

記者)
 この日曜日(26日)の全国植樹祭の関係でお尋ねします。いよいよ26日に迫ったわけですけれども、いわゆる林業の関係者のみならず、一般の県民、広く森作りの大切さとかを考える機会になるかと思うのですけれども、あらためて知事として、この全国植樹祭をどのような機会にしたいか、お考えをお聞かせください。

知事)
 岡山県にとりまして57年ぶりの全国植樹祭ということになります。林業、木材関係の方にとって大事だと、これは当たり前なのですけれども、せっかくの機会ですので、広く捉えて、この1日だけのイベントにするのではなくて、その前の準備が大事。そのあと、いかにレガシーとして、岡山県に遺産を残していくのかが大事だということを唱えてきたわけでございます。元々植樹祭というぐらいですから、いろいろなことで荒廃した国土の緑化運動から始まったのは、これはもう間違いありません。ただ一巡する全国植樹祭のおかげもありまして、随分ハゲ山が多かった戦後の日本も、本当に山という山が緑に覆われている状態になりました。植樹祭と直接関係しないかもしれませんけれども、例えば瀬戸内海が本当に汚染をされてしまった死の海とさえ言われたものが、随分、今は綺麗になっています。終戦直後の混乱期、もしくは高度経済成長期の経済優先のときと比べて、我々は自然を大事にする、循環型社会を作ろうということは、随分マインドセットはできてきているのだろうと思います。ただ、まだまだ考えるべきこと、例えば、海ごみ、川ごみの問題ですとか、もしくは、緑はあるのですけれども、花粉症の問題、花粉発生源の問題には、なかなか本格的に手が付いていない。岡山県の場合、大変誇らしいことでありますけれども、10年ほど前に、木を切って新しく植えるスギ、ヒノキの苗は、ほぼ従来型の苗を植えていたわけですけれども、少花粉苗の植え替え率は0.1%だったわけですけれども、今99%を超えています。直近の数字が99.4%だそうですけれども、どういうふうにして環境と我々が共存していくのか、10年先、20年先の次の世代にも、この素晴らしい環境を引き継いでいくのか、出来ればさらに改善して伝えていくのかということを、あらためて考える、誓い合う全国植樹祭にしたいと思っているというところでございます。ただ木を植えるというだけじゃなくて、環境全般について考える機会にしたいと思っています。

記者)
 数年前からいろいろ植樹やイベントなど、様々な機会を捉えて、いわゆる機運の醸成を図ってこられたとは思うのですけれども、直前控えまして、先ほど知事がおっしゃられた環境全般を考えるような機運というのは、盛り上がってきているとお考えでしょうか。

知事)
 マスコミの皆様のご協力をいただきまして、関連行事をテレビで紹介していただいたり、新聞で紹介していただいたりということで、私はあの一定の盛り上がりはあると思っています。これはサッカーのワールドカップですとか、オリンピックもそうなのですけれども、結構直前、半年前、3ヶ月前、1ヶ月前になっても、何か工事はしているけどちょっとどうなのだろうか、大丈夫だろうか、盛り上がるのだろうかというふうに言っていても、当日だったり、実際にお客さん、観客が来られたりとかいうと、景色が違うということで、これがオリンピックなのか、これがワールドカップなのかというのは、何度も我々経験してきたところでありまして、25日、26日、(全国植樹祭の)本番は26日ですけれども、天皇皇后両陛下を始め、全国からお客さまが来られて式典をする。これは普段我々が見ない景色でありますので、これすごいことが起きているのだな、57年ぶりなのだなということで、あらためて県民の皆さんに深い感銘、もしくは記憶に残る大会になると期待をしていますし、信じています。

記者)
 現行プランについてお伺いしたいのですけれども、まだ終わってないとは思うのですけれども、ここまでの評価をいただいてもよろしいでしょうか。

知事)
 私、それぞれの分野においても好循環というのが大事だということを、もう12年前の選挙のときから申し上げておりますし、分野をまたぐ好循環の基があるということを申し上げてきました。典型的にはそれは教育であり、産業の振興だというのが私の主張でございます。教育は、一番わかりやすいのですけれども、小学生にどんな素晴らしい教育をしても、我々の税収だとか、暮らしぶりに良い影響があったと実感するのは、5年、10年ではなかなか出来ない。でも、これが大事だというのは皆さんわかってくださいますよねというのが、これまでの主張だったわけです。私自身こういった、時間は掛かるけれども本質的に大事なこと、未来のことを考えると、必ずこれはやっておかなければいけないことについて投資をするという主張に対して、多くの県民の皆様がそうなのだろうと、ご理解をいただいてきたというのは大変ありがたく思っているところでございます。また、私自身は例えば産業の振興についても、一番数字としてわかりやすいのは(企業)誘致の金額ですけれども、以前、大体300億円ぐらいが普通かな、500億を超えると今年は良い年だったというのが、岡山県の(企業)誘致の当たり前だったと私は過去の数字から理解をしていますけれども、岡山は本当にいいところですから、本気できちんとPRをすること、条件を整えるということ、そんなに良い条件でもないのですけど、近隣県並みの条件には揃えるということを努力した結果、最近は500億円を超えるのは当たり前になっておりまして、昨年度も1,000億円を超えましたし、一昨年度はちょっと大きなプロジェクトが重なったという幸運にも恵まれて、2,000億円を超えたということでございます。過去の数字を見て、1,000億円を切る年もあるのですけれども、大体の普通というのが300億円とかじゃなくて、1,000億円か1,000億円をちょっと切るぐらいが今の岡山の普通になってきている。随分底上げが進んでいるのではないかというのが、私の理解でございます。教育についても、学力テストで元々(全国)10位以内ということを、これは引き継いだ目標ではありますけれども、(知事に就任した)12年前に。今、全国平均あたりの学力が定着をしてきているということもございます。あと、県庁の仕事というのは、県民生活の全ての分野に及ぶわけであります。それぞれここは改善した、ここは数字があまり改善できていない、いろいろあるのですけど、私は一つ究極の通知表というものがあるとするならば、平均寿命だと思っています。こればかりはごまかしようがない。解釈どうのこうのじゃなくて、もう本当に厳密な数字が、正確な数字が出てくるわけでありまして、特に女性の平均寿命に関して、岡山県は50年ぶりに日本一を奪還したところでございます。これは5年ごとの数字になるわけです。当然これからずっとそうなるか、他の県も努力をしていますし、そうあるべきですので、ただ、男性の方も10位になりましたけど、これも順位を上げての10位ということですので、何か教育だとか産業にだけ注力をして、そこでは成果を上げたけれども、他がお留守になったよねということにはなっていないのではないか。当然そこは未来への投資ということで頑張るのですけれども、今の県民の皆さんの暮らしぶりについても、着実に向上を続けていると私は認識をしております。ただ、少し言い訳にもなりますけれども、6年前ですか、平成30年西日本豪雨災害とコロナで、着実に投資をして成果を出していくという計画、これはずっと進めているのですけれども、災害の応急対応、それから復旧復興にかなりのエネルギーを取られたのも、これは事実でございます。世界的なことですけれども、コロナがありました。例えば、(岡山桃太郎空港の)国際線が全部止まってしまったというよりも、止めていただかざるを得なかったですとか、観光客がどこもそうですけれども激減をしたとか、そういった急ブレーキを踏んだ時期もありますので、私が思って期待していたような3期目のプランではありませんでしたけれども、これも全国的にも基本的には傾向は同じであります。そこからいかに回復をしていくのか、これが大事なのだろうと思っています。

記者)
 芸備線の関係でお伺いします。先日、再構築協議会の幹事会がありまし て、その中でJR西日本の方は、内部補助の考えについてかなり否定的なことを言われました。設備投資に関して、民間企業なので、株主やステークホルダーへの説明という点では、今の実態を考えると難しいという判断をしていると。こうしたJRの姿勢についての知事のお考えをお伺いします。

知事)
 これはどちらから物事を見るかで、随分違うのだろうと思います。自治体側からすると、その説明を持って、そうなのか、わかりましたという雰囲気ではない。その場の雰囲気もそうだったと聞いておりますし、我々もその(JR西日本の)説明で了解しました。そうだったのですかということは思っていないというのは、まずもっての事実でございます。ただ、芸備線の場合、売り上げが10倍になったとしても、まだ採算ラインに乗らないという非常に見通しが厳しい場所に投資をしていくというのが、これが経営形態によりますけれども、国営であってそういうことをするのが使命の組織と、株主を持って経営している株式会社の場合、その組織形態というか目的、これは当然違うわけですので、元々株式会社の経営をしていた私からすると、株式会社であるJR西日本さんがそういう発想をすること自体は、理解を出来るわけでございます。元々立場が違うわけですから、そこをどう折り合うかというための再構築協議会ですので、我々からすると残念ではあるけれども、先方がそういう主張されるのはそうなのだろうなということでございます。

記者)
 そういう主張は理解できるので、内部補助は難しい(ということですか)。
 
知事)
 先方が内部補助は難しいと主張されるのはわかる。ただこちらの方で、そうですか、わかりましたということにはならない。

記者)
引き続き求めていくということですか。

知事)
 今の(自治体とJR西日本との)立ち位置が非常に隔たっていますので、どういう形で歩み寄ることができるのか、ということなのだろうと思います。今でも内部補助しているわけです。もっと内部補助してくれればいいじゃないかという話もあれば、内部補助するぐらいだったら、別のやり方をさせてほしいという提案があるのかもしれない。再構築協議会というのは、前提を置かずに、絶対にこうじゃないといけない、絶対ああじゃないといけないというのではなくて、どういうオプションがそもそもあるのか。それをこの現状に当てはめてみれば、どういう試算ができるのか、その現状の試算は、例えば5年後、10年後、どういうふうに変化することが予測されるのか、そういうこともJR西日本さんにしても、それぞれの自治体にしてもどういった負担をする覚悟があるのか、(再構築協議会は、)そういったことを話し合う場であると私は認識をしています。

記者)
 生き活きプランの方に話が戻るのですけれども、第3次プランの評価をしていただいたので、今知事として第4次プランの方で特に重点的に取り組みたいことなどあれば教えてください。

知事)
 私、11年半、この(知事の)仕事をさせていただいておりまして、全くこの世界の素人であった自分が、教育と産業、これがそれぞれの分野にまたがる好循環のもとだというふうに捉えた、結構大胆な素人だからこそ言えるような主張だったのかなというふうに振り返って思います。それを変えることなく、何をこんな馬鹿なこと言っているのだということで途中大幅な修正をかけるとか、もしくはそんな馬鹿な主張をするやつは落としてしまうみたいなことにならなかったというのは、本当にありがたく思っています。現時点でも、この柱があること自体がおかしいのだというお話は、いろいろな方と日々お話をさせていただいておりますけれども、私自身はあまり感じていないところですので、教育と産業について引き続いて力を入れていくというのは、第4次プランの柱としては非常に有力な候補だろうと思っています。当然ながら、分野で分けると、何十、分け方によっては当然何百に分けることもあります。非常に大事な県民生活に直結する事柄がたくさんあるわけですから、それぞれ改善、向上させ、これも当たり前であります。そこに出てくるのは人口問題どうするのだろう、自然減が起きている、社会減が起きている、それぞれどう対応するのだというのは本当に切実な問題で、10年前、20年前は一部の専門家であったり、関心を持っている人が、これ大丈夫ですか、子どもは(必要)ということを言っていたに過ぎなかったものが、今は広く、これは日本全体の、もしくはそれぞれの地域にとって大事な問題なのだという理解は進んでいると思っています。これまでも一生懸命取り組んできたつもりなのですけれども、ただ日本全国と同じく、岡山県でも、必要な効果が出ていないというのは事実でありまして、ここに力を入れてくれという県民の皆さんの思いは、日々というと少し大げさかもしれませんけれども、常に感じているところでございます。それをどういう形で整理をするのか、他に先ほどの二つ、教育、産業、また人口問題に匹敵する新しいものがあるのかないのか、そういったことも含めて、早々に決め付けずにいろいろな皆さんのお考えをお伺いして、組み立てていきたいと思っています。

記者)
 空き家のことでお伺いいたします。総務省が先月、去年10月時点の全国の空き家の数を公表していますけれども、過去最多ということで、岡山県でも16.4%、かなり高い数字が出ておりますけれども、あらためて受け止めと、県内のこの空き家対策についてお伺いしたいと思います。

知事)
 私、この立場になって初めて、岡山県の空き家率を聞いたときに15%近かったということで、正直びっくりをしました。その15%だったり、今の16%の数字の中で、貸すために持っている空き家も含んでいる。管理されてわざと持っている空き家も含めて、それを除いたものが多分、我々が深刻な空き家問題というふうに捉えている問題。でもその数字も年々じりじり、年々というか測るたびに上がってきているということでございます。岡山県も10%を超えていないものの、10%に迫るような数字、中国地方大体同じような数字であります。私自身立場上、県内いろいろなところを移動するわけですけれども、これはもう住めない、かえってこういう家屋が残っていることが、治安上、安全上、問題ではというものを、空き家をポロポロ目にいたします。空き家については、国会の方で努力をしていただいて、特定空き家になると随分対応がしやすくなるとか、特定空き家というのは実際には何度以上傾いたらとか、なかなか特定空き家にはならないという問題もあって、その一歩手前であっても、もう少し適用範囲を広げたものについて、アクションが取りやすくなるような改正をしていただいて、国の方も動いてくださっている。現場の市町村も濃淡ありますけれども、一生懸命取り組んでくれている市町村もあるということは、認識をしておりますけれども、まだまだこれで本当に危ない空き家が減ったということになっていない。あともう一つは、そもそもで言えば、そうなる前にきちんと利活用をするというのが本来の形でありまして、少しリフォーム、もしくは掃除をする、もしくはよく言われる仏壇問題ですが、これ使っていないので移住する人がこれ(空き家)借りたいと(言われても)、気持ちはわかるのだけど、うちのじいちゃん、ばあちゃんの仏壇のところを(他の)人が使うのは少し申し訳ないような気がする。もしくはいろいろな荷物があそこに置いてあるからとか、(人に)使わせるのが少し(難しい)、そういった問題をどうクリアしていくのか、まだまだ行政の工夫の余地というのは残っているのかなと思っています。私も県が当事者になることがなかなか空き家問題ではない。法律問題だと国になりますし、実際に解体しようという決断をするのが市町村、というふうに私理解しているわけですけれども、ただ、私自身も非常に気になっている問題の一つであります。

記者)
 知事の政治資金の関係で1点、少し手短に伺いたいと思います。知事が代表になっている資金管理団体の隆友会のことなのですけれども、この隆友会が2013年に収支報告が始まって、2013年から2022年に至る10年間、毎年知事はこの資金管理団体に1,000万円ずつ寄付をされたということが収支報告書はそうなっているのですけれども、10年間で計1億円になるのですけれども、これは知事ご自身が寄付をされたご記憶はありますでしょうか。

知事)
 私自身、よくそういうことはあるというふうに聞きますけども、退職金をもらったときにその退職金を後援会活動に使う、選挙に使う、そういう運用をしてきた記憶があります。具体的にどういうタイミングで動かしたかというのは、私コンピューターでありませんので記憶にございませんけれども。そもそもで言えば先日お話をしましたけれども、この後援会での資金移動について、考え違い、もしくは単純ミス、もしくは担当の思い込み、いろいろな形でミスがあったと、これは事実でございます。これも検察の方にも指摘をされまして、罰金という形の判断が下りました。我々罰金をお支払いし、訂正をしたということでございます。これからはとにかくミスがないようにするということと、私自身はきちんとした方を選定すると同時に、会計の面でも法律の面でも、きちんとアドバイスをしていただける方に今回関与をしていただいたということで、これ以降はミスがないようにきちんと取り組んでいきたいと思っております。過去、ミスがあったのはこれ明らかでありますけれども、それについてはもう適切に処理ができたと考えております。

記者)
 先ほどの最初の質問なのですけども、隆友会に毎年1,000万円ずつ知事が、ご自身が寄付をされていたかどうかということについては、今ここでは明言できないですか。

知事)
 前回も言いましたけれども、私自身の記憶力テストですとか個別の問題も、私が後援会の方で報告しなければいけないことについては、吟味して訂正をさせていただいておりますので、その訂正をした報告書が全てでございます。

記者)
 知事が代表になっている資金管理団体なので、知事にもきちんとご説明いただきたいと思っているのですけども、一昨日団体の方に私一通質問状を送らせていただいたのですけども、それは知事ご存知でしょうか。

知事)
 何通か質問をいただいているということは聞いております。回答もさせていただいたと報告を受けております。

記者)
 昨日隆友会についての回答はいただいたのですけども、そこでちゃんとご回答いただけなかったので、知事会見の場を借りてお尋ねさせていただければと思って今日ここに伺ったのですけども、少し先ほどのご回答を聞いていても、今ここでおそらく先ほどの質問にお答えいただけないと思うので、できれば今日の夕方ぐらいまでに、2013年から2022年に至るまでの隆友会の収入について、それぞれの年に、毎年ですけれども知事から1,000万円の寄付があるというこの記載が真実かどうか。これをご回答いただきたいです。

知事)
 我々、借入金と思っていたものを返済するために、いろいろな寄付、実際には現金は動いていない寄付で減らそうということ、担当者がある種思い込みから頑張ってやってきたというのは、これは我々もわかった、もしくは検察にも認定をされたところでございます。数々のミスがあったわけですけれども、そこに含まれるのかどうか、我々とすれば、ミスがあったものについては全て訂正をしていると考えております。

記者)
 知事のお考えはよく私も理解しましたので、繰り返しになりますけれども、2013年から10年間の隆友会の収支報告書にあった、毎年の知事からの1,000万円の寄付の記載、10年間で計1億円の記載が、これが真実かどうかということを今日夕方までにご回答ください。

知事)
 後援会の方に伝えておきます。

記者)
 隆友会名義で昨日来た回答では、きちんと回答いただけてなかったので、先ほどの質問に対してイエスかノーか、10年間で1億円の寄付について、それが真実なのか、それとも虚偽なのか、もしくはその中で真実のものと虚偽のものが混在しているのか。この3通りの回答が多分あると思いますので、いずれかでご回答いただくようお願いします。

知事)
 はい。

記者)
 建設事業(市町村)費負担金についてなのですけれども、進捗度合といいますか、直近で岡山市から何かアクションがありましたか。

知事)
 直近をどこまで含めるかということですけれども、5月16日に岡山市から県に質問が届いております。内容としては、主にこれまでの市の主張について、あらためて県の見解を求めるという内容のものでございます。これらの質問に対しましては、これから内容を精査して対応を考えていきたいと思っています。

記者)
 (岡山市に対して)回答をこれからするということですか。

知事)
 対応を考えていくということです。

記者)
 回答するかどうかもわからないということですか。

知事)
 どういう回答を期待されているかということもあろうかと思います。

記者)
 量的にはどれぐらいですか。

知事)
 こんなもの(用紙を重ねて数ミリ程度)じゃないです。

記者)
 それは負担金に関しての質問状ということでいいですか。

知事)
 はい、私自身はそう考えております。

記者)
 その中に、例えば知事と会いたいとか、そういう話は入っていないですか。

知事)
 すいません、今、全部頭に入っているわけではありませんので。

司会)
 それではこれをもちまして、知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。
 

2012年の記者会見