本文
脳脊髄液減少症に関する情報
脳脊髄液減少症について
脳脊髄液減少症は、何らかの理由で脳脊髄液量が減少し、起立性頭痛、頚部痛、全身倦怠感、めまい、吐き気、耳鳴り、うつなどの様々な症状をきたす疾病とされています。
厚生労働省では、平成19年に研究班を発足させ、脳脊髄液減少症の診断・治療法に関する研究が行われており、平成23年10月に脳脊髄液漏出症画像判定基準、画像診断基準が公表されました。
厚生労働省では、平成19年に研究班を発足させ、脳脊髄液減少症の診断・治療法に関する研究が行われており、平成23年10月に脳脊髄液漏出症画像判定基準、画像診断基準が公表されました。
ブラッドパッチ(硬膜外自家血注入)療法とは
脊髄液(脳及び脊髄を守る働きをしている液)が硬膜から漏出している場合に、患者から採取した血液を硬膜の外に注射し、漏出を留める技術で、脳脊髄液減少症に対する有効な治療法のひとつとされています。
平成28年4月1日から保険適用となりました
硬膜外自家血注入 1,000点(令和6年4月時点)
[算定の要件]
・脳脊髄液漏出症(関連学会の定めた診断基準において確実又は確定とされた者)
[施設基準の概要]
・脳神経外科、整形外科、神経内科、又は麻酔科について5年以上及び当該療養について1年以上の経験を有している常勤の医師が1名以上配置されていること。また当該医師は、当該療養を術者として実施する医師として3例以上の症例を実施していること。
・病床を有していること。
・脳神経外科又は整形外科の医師が配置されていない場合にあっては、脳神経外科又は整形外科の専門的知識及び技術を有する医師が配置された医療機関との連携体制を構築していること。
県内の医療機関情報
診察等を行っている医療機関が少ないことから、患者さんの多くは病院を探すのに苦労されている状況です。
このため、岡山県では県内の医療機関の協力を得て、脳脊髄液減少症に関するアンケート調査を行いました。
診療等を行っていると回答した医療機関のうち、公表に同意をいただいた医療機関について次のとおり公表します。
・ここに掲載されていない医療機関が全て、診察、治療等ができないということではありません。
・受診の際は、必ず事前に医療機関にお問い合わせください。
・治療法については担当医師とよくご相談ください。
県内医療機関のみなさまへ
小児・若年者・学校関係者のみなさまへ
脳脊髄液減少症に関する講演会・研修会を開催しました
平成28年度実施
日時 平成28年11月6日(日曜日) 午後2時~午後2時50分
場所 岡山市内
演題 脳脊髄液減少症の基礎知識 ~病態と診断・治療から~
講師 国立病院機構福山医療センター 脳神経外科医長 守山 英二 氏
平成24年度実施
・日時 平成24年11月8日(日曜日)
・場所 岡山市内
・演題 「脳脊髄液漏出症」の現状
・講師 国立病院機構福山医療センター 脳神経外科医長 守山 英二 氏