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野生鳥獣の保護管理
鳥獣は、人間の生存の基盤となっている自然環境を構成する重要な要素の一つであり、県民の生活環境を保持 ・ 改善する上で欠くことのできない役割を果たすものです。
しかし、今日、種によっては地域的に生息分布の減少や消滅が進行している一方で、特定の鳥獣による生活環境、農林水産業及び生態系に係る被害が一層深刻な状況にあることから、これら鳥獣の個体数管理、生息環境管理及び被害防止対策の実施による総合的な鳥獣の保護管理の一層の推進が必要となっています。
このため県では、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により、国の定める「基本的な指針」に即して「第13次鳥獣保護管理事業計画(令和4年4月1日~令和9年3月31日)」を策定し、鳥獣の保護管理を計画的に推進しています。
しかし、今日、種によっては地域的に生息分布の減少や消滅が進行している一方で、特定の鳥獣による生活環境、農林水産業及び生態系に係る被害が一層深刻な状況にあることから、これら鳥獣の個体数管理、生息環境管理及び被害防止対策の実施による総合的な鳥獣の保護管理の一層の推進が必要となっています。
このため県では、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により、国の定める「基本的な指針」に即して「第13次鳥獣保護管理事業計画(令和4年4月1日~令和9年3月31日)」を策定し、鳥獣の保護管理を計画的に推進しています。
鳥獣保護区等の指定
鳥獣の保護を図るため特に必要があるときは、必要な地域に鳥獣保護区を指定し、すべての鳥獣の捕獲を禁止(許可を受けて捕獲する場合を除く。)するなど、鳥獣の保護を図っています。
さらに、必要な地域は特別保護地区を指定し、一定数量以上の立木の伐採や工作物の設置、水面の埋立て等について、県知事の許可を受けることとし、生息地の保全を図っています。
区 分 |
箇所数 |
面積(ha) |
備 考 |
鳥獣保護区 | 65 |
26,608 |
鳥獣の保護繁殖を図るために重要な地域 |
(特別保護地区) | (11) |
(1,224) |
鳥獣保護区内で、鳥獣の保護が特に必要な地域 |
休猟区 | 0 |
0 |
狩猟鳥獣が減少した場合、その増加を図るための地域 |
特定猟具使用禁止区域 | 63 |
35,296 |
銃猟及びわな猟による危険防止を図るための地域 |
計 |
128 |
61,904 |
鳥獣保護思想の普及啓発
野生鳥獣の保護は、一般県民の参加による理解と協力が必要であるため、鳥獣保護団体と連携を図りながら、愛鳥週間行事を中心とした鳥獣保護思想の普及啓発に積極的に取り組んでいます。
(1)愛鳥ポスターの募集
愛鳥週間(5月10日~16日)行事の一環として県下の小・中・高等学校の児童・生徒から愛鳥に関するポスターの募集を行っています。入賞作品については、県下各地で展示会を開催します。
(2)野鳥の森の整備
野鳥をはじめ、昆虫や植物を含む自然環境の保全を図りながら、自然の中で心ゆくまで野鳥にふれあうことにより、体験的に自然の仕組みを学び、豊かな情操を養うことができる場として「野鳥の森」を整備しています。
名 称 |
場所 |
面積 |
|
三徳園小鳥の森 | 岡山市 |
4ha |
|
大平山野鳥の森 | 瀬戸内市 |
12ha |
|
高妻山野鳥の森 | 矢掛町 |
70ha |
|
たけべ野鳥の森 | 岡山市建部町 |
55ha |
|
自然保護センター | 和気町 |
100ha |
|
天神山野鳥の森 | 高梁市 |
50ha |
|
県立森林公園 | 鏡野町 |
310ha |
|
恩原湖野鳥の森 | 鏡野町 |
35ha |
|
津谷野鳥の森 | 美作市 |
9ha |
傷病野生鳥獣の保護
本県に生息する野生鳥獣の保護及び県民の鳥獣保護思想の普及啓発を図ることを目的に、池田動物園(岡山市)及び自然保護センター(和気町)を鳥獣保護センターとして指定し、傷病鳥獣の保護及び野生復帰を図っています。
関連情報 ・「ヒナを拾わないで!」
その他の鳥獣保護関連情報
以下の情報は、すべて環境省自然環境局へのリンクです。