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食中毒(衛生課)
食中毒の分類
食中毒の原因となる物質は、いろいろありますが、一般的に次のように分類されます。
細菌性食中毒 | 感染型 | サルモネラ属菌、腸炎ビブリオ 等 |
毒素型 | 黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌 等 | |
その他 | ウエルシュ菌、病原大腸菌 等 | |
ウイルス性食中毒 | ノロウイルス 等 | |
寄生虫 | アニサキス、サルコシスティス 等 | |
自然毒食中毒 | 植物性自然毒 | 毒キノコ、じゃがいも(ソラニン) 等 |
動物性自然毒 | フグ毒、貝毒 等 | |
化学性食中毒 | 有機水銀、カドミウム、農薬 等 | |
その他 | アレルギー様食中毒 | ヒスタミン |
岡山県の食中毒の発生状況は、こちらをご覧ください。
全国の食中毒の発生状況は、こちらをご覧ください。
細菌性食中毒予防の3原則
細菌性食中毒は、「つけない、ふやさない、やっつける」の厳守により防ぐことができます。
つけない
- 調理前、食事前、トイレの後などには、しっかり手を洗いましょう。
- 魚介類や野菜などは、流水でよく洗いましょう。
- まな板や包丁は、生食専用のものを別に用意しましょう。
ふやさない
- 調理後の食品は、早めに食べましょう。
- 食品を保存するときは、冷蔵庫・冷凍庫を活用しましょう。
やっつける
- 加熱する食品は、75℃以上、1分間以上を目安に、中心部まで十分加熱しましょう。
ノロウイルス食中毒予防の原則
調理者の感染を防ぐ
- 感染予防には手洗いが最重要です!
外から帰ってきた後や食事前の手洗いを日常から徹底しましょう。
また、家庭内での感染も起きやすいので、調理者は家族の健康状態にも注意しましょう。
調理時に注意すること
- 加熱して食べる食品は、中心部までしっかり加熱しましょう。
(中心部85℃~90℃で90秒以上)(←温度と時間が変わりました!) - 食器、調理器具は使用の都度、洗浄・消毒をしましょう。
- 調理前、トイレの後の手洗いを徹底しましょう。
- 調理者では、下痢や風邪に似た症状のある場合は、食品を直接取り扱う作業に従事しないようにしましょう。
- ノロウイルスに感染しても、症状が現れずに便にウイルスを排出している場合(不顕性(ふけんせい)感染)があります。 健康状態にかかわらず日頃から手洗いの徹底を心掛けましょう。
消毒する際の注意
- 「○次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)」を使用しましょう。
(通常の消毒の場合→6%原液をペットボトルキャップ1杯(約5mL)とって1.5リットルに希釈する)
(吐物等の消毒の場合→6%原液をペットボトルキャップ5杯(約25mL)とって1.5リットルに希釈する)
注)作った当日に使い切りましょう。また、誤飲に注意してください。
手洗いをする際の注意
- ノロウイルスは「×アルコール」や「×逆性石けん」などでは効果が期待できません!
手指は、石けんをよく泡立ててしっかりもみ洗いし、水で十分にウイルスを洗い流すことが大切です。
関連情報
手洗い方法
食中毒予防の基本は手洗いです。正しい手洗い方法を身につけましょう!