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「ヘルプカード」(岡山県版)を作成しました!
「ヘルプカード」を知っていますか?
「ヘルプカード」とは?
例えば、知的障害のある人の中には、困っているときにそのことを周囲にうまく伝えられない人がいます。
また、聴覚障害のある人は、声をかけられても聞こえないためにコミュニケーションを取ることができません。(補聴器をつけても分からない時もあります。)
そうした人たちが緊急時などに周囲に支援を求めるために有効な方法です。
東京都ですでに活用されている「ヘルプカード」には、カードの裏面に、連絡先(緊急連絡先)や障害の特性、支援の方法などが書かれていて、障害のある方がそれを提示することにより、周囲に必要な支援を求められるようになっています。
「ヘルプカード」があることで期待できること
1. 本人にとっての安心
「何かあったときに、味方になって理解してもらえる、手助けしてもらえる。」ことは、障害がある方にとっては、何よりの安心です。
2. 家族、支援者にとっての安心
緊急連絡先を本人が携帯していることは、家族や支援者の不安を和らげます。
3. 情報とコミュニケーションを支援
緊急時に必要となる情報をあらかじめ備えることができます。さらに、緊急時に支援してくれる人とのコミュニケーションにもなります。
4. 障害に対する理解の促進
「ヘルプカード」について知っていただくことは、障害のある方がどのような支援を必要としているのかを知っていただくことにつながるため、障害について理解するためのきっかけとなります。
「ヘルプカード」(岡山県版)
ヘルプカードの岡山県版を作成しました!
名刺サイズ、2つ折り、折りたたみ式の3種類ありますので、下記からダウンロードし、使用してください。
名刺サイズは、簡単で基本的な情報を記載することができます。2つ折りは、名刺サイズと同じですが、折った時に内側の方に空欄がありますので、たくさん書き込めます。折りたたみ式は、具体的な情報を記載することができ、裏面も自由に書き込めます。
※裏面には、氏名、連絡先(または、緊急連絡先・その氏名等)、障害・病名とその特徴・対応方法など必要な情報を記載してください。
自分に合ったものをお使いください。
※ イメージ画像
1.名刺サイズ(両面印刷してください。名刺カード使用可能)
・名刺サイズ(Word版) [Wordファイル/672KB]
記載例については、こちら(↓)を参考にしてください。
2.二つ折り(片面印刷可能。)
記載例については、名刺サイズの方を参考にしてください。
3.折りたたみ式(片面印刷。A4サイズ)
・折りたたみ式(Word版) [Wordファイル/201KB]
記載例については、こちら(↓)を参考にしてください。
※折りたたみ式のイメージ画像
「ヘルプカード」を持っている人を見かけた場合
「ヘルプカード」は、使用する人によって、支援の内容はさまざまです。
「ヘルプカード」を持った人が困っているところを見かけた場合、「何か困っていることはありますか。」などと積極的に声をかけて、自分でできるサポートをしてあげましょう。
本人が何からしかの事情でうまく支援の内容を伝えられない場合は、カードの裏面等を見て、カードに記載されている方法等でサポートしてあげてください。
まずは、「声をかけること、気にかけること」がとても大切です。
今後、考えられる主な活用場面
・災害が発生した場合や避難の時
・本人が道に迷ってしまった時、パニックや発作などをおこした時(緊急の時)
・日常生活でちょっとした手助けが必要な時
障害の特性とその対応方法を知りましょう!
「ヘルプカード」を持っている人を見かけたら、まずはその障害の特性とその対応方法を理解することから始めてみませんか。
岡山県では、「バリアフリー社会のおもいやり」を作成しています。
この冊子は、さまざまな障害の特性や障害のある方々が困っていることを補う工夫や配慮について紹介しています。
詳しくは、こちら(↓)をご覧ください。
お問い合わせ先
岡山県障害福祉課 障害福祉企画班
Tel 086-226-7343
Fax 086-224-6520
E-mail shofuku@pref.okayama.lg.jp