新設岡山盲・聾学校新校舎等整備基本計画
策定の経緯
岡山盲学校及び岡山聾学校は、ともに県内唯一の視覚障害又は聴覚障害の教育部門を設置する特別支援学校として、一人一人の障害の状況に応じた専門性の高い教育を実践するとともに、全県下の視覚障害又は聴覚障害のある子どもや保護者、支援者等への支援を行っており、各障害に関する相談機関としてのセンター的機能を果たしています。
一方、両校とも既存施設整備時から約40年~50年が経過し、老朽化した施設・設備の下では安全な教育環境を維持できないこと、また、幼児児童生徒の在籍数が既存施設整備時の20~30%程度に減少する中、集団での学習活動の実現が難しくなるとともに、利用者数と比して施設規模が過大な状況となり、教育環境の再構築が必要となっています。
こうした状況を踏まえ、県教育委員会は両校について、一部施設の共用による施設運営の効率化や、一定規模の集団による多様な学習活動の促進を図る観点から、岡山聾学校の現運動場に集約し新たな校舎等を整備するため、「岡山盲学校及び岡山聾学校の校舎等整備に係る基本構想」を令和6年2月に策定したところです。
この度、県の大規模施設建設事業評価制度に基づく、学識経験者等による事業評価委員会での審議や県民意見の募集を経た後、知事等による大規模事業調整会議で検討を行い、事業推進の方針が決定されたことを受けて、新設岡山盲・聾学校新校舎等整備基本計画を策定しました。
基本計画
参考