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蚊が媒介する感染症に注意しましょう

印刷ページ表示 ページ番号:0760061 2022年1月24日更新感染症情報センター

蚊が媒介する感染症

蚊が媒介する感染症(ウイルスなどの病原体を保有する蚊に刺されることによって起こる感染症)は、世界的に多く発生しており、特に熱帯・亜熱帯地域で広く流行しています。主な感染症には、デング熱ジカウイルス感染症チクングニア熱日本脳炎マラリアウエストナイル熱黄熱などがあります。

デング熱やチクングニア熱、マラリアについては、日本では2019年までは海外渡航などの増加により、海外で感染し、帰国後発症する輸入症例が増加していました。しかし、2020年以降は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響により、蚊媒介感染症常在国の大半が国内外の人的移動を制限したため、2019年以前と比較して、輸入症例が激減しています(デング熱の2019年の年間報告数:461名、2020年:43名、2021年:7名、チクングニア熱→2019年:49名、2020年:3名、2021年:0名、マラリア→2019年:57名、2020年:21名、2021年:29名)。


 

蚊が媒介する感染症の予防策

日本脳炎および黄熱は、ワクチンによる予防接種、マラリアは医師の処方による予防内服が有効ですが、デング熱、ジカウイルス感染症、チクングニア熱、ウエストナイル熱には、ワクチンも予防薬もありません。

海外渡航の際には、感染予防のために、現地における流行状況を把握するとともに蚊に刺されないことを意識した行動が重要です。

蚊に刺されない

  • 長袖、長ズボンを着用するなど、屋外の作業において、肌の露出をなるべく避ける。
     
  • 素足でのサンダル履きを避ける。
     
  • 白など薄い色のシャツやズボンを選ぶ。(蚊は色の濃いものに近づく傾向がある)
     
  • 蚊取り線香などを使って蚊を近づけない。
     
  • 服の上や肌の露出部分に、こまめに虫除けスプレーなどを使い、蚊を寄せ付けないようにする。