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2019年4月24日知事記者会見

印刷ページ表示 ページ番号:0610042 2019年4月25日更新公聴広報課
会見写真

平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興ロードマップの改訂について

 おはようございます。
 私からは、3項目、お話をさせていただきます。

 まず、平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興ロードマップの改訂についてであります。
 復旧・復興に向けた取組やスケジュールを県民の皆様に分かりやすくお示しするためのロードマップを作成しておりますが、このたび、2019年3月末現在の状況を踏まえて改訂いたしました。
 主な改訂部分としましては、まず、5ページ上段、保険料などの減免期間について、被災者の状況を踏まえた市町村の期間延長に伴い、赤色で表示のとおり改訂したものであります。
 次に、17ページ下段、県が管理する河川の決壊箇所のうち、旭川の復旧工事が、予定より前倒しで完了するものであります。
 次に、21ページの農地・農業用施設の復旧につきまして、一部繰り越したため、完了時期を延長したものなどであります。
 このほか、河川の決壊箇所の復旧工事が、いずれも出水期までに完了する見込みとなるなど、全体として、概ね想定どおりに進んでいると考えております。
 今後も、より災害に強い岡山を1日も早く実現するため、復旧・復興対策を最優先に、市町村や国、関係団体と緊密に連携しながら、ロードマップに掲げた各種施策に全力で取り組んでまいります。

岡山後楽園春季夜間特別開園「春の幻想庭園」の開催について

 次に、岡山後楽園 春季夜間特別開園「春の幻想庭園」の開催についてであります。
 岡山後楽園では、明後日26日から5月6日まで、岡山城と連携して「春の幻想庭園」を開催します。
 また、岡山城でも、「春の烏城灯源郷」が開催されます。
 初日は、岡山城で、私も参加してオープニングセレモニーを行います。
 後楽園では、期間中、春の花々に彩られた園内を美しくライトアップすることに加え、今回は、延養亭を舞台に迫力あるプロジェクションマッピングを連日開催するなど、幻想的な世界を演出することとしています。
 他にも、着物、茶の湯などの和文化体験や、能舞台での音楽演奏を鑑賞いただく「ムーンライトステージ」、県内蔵元の日本酒を楽しめる「日本酒Bar」、後楽園の歴史や文化についての講座など多彩なイベントを開催いたします。
 是非とも、より多くの方々に岡山後楽園にお越しいただければと存じます。

平成30年度岡山桃太郎空港の利用者数について

 最後に、2018年度(平成30年度)岡山桃太郎空港の利用者数についてであります。
 2018年度の利用者数については、国際線の利用者数が大幅に増加したことなどにより、158万3,054人となりました。
 まず、国内線は、東京線が堅調に推移するなど、127万3,084人と前年度から1.5%増加しております。
 国際線では、台北線が毎日運航となったことなどにより、利用者数が初めて30万人を超え、過去最高の30万4,569人となり、前年度比118%と大幅に増加しております。
 国際線につきましては、航空会社に対して、路線の開設や維持・拡充を要請するとともに、現地での観光プロモーションの実施など情報発信に努めてきたところであります。
 過去最高の利用者数となったことを、大変うれしく思います。
 航空会社や関係者の皆様のご努力に感謝申し上げます。
 今後とも、航空会社等と連携し、イン・アウト双方について効果的なPR事業を行うなど、航空ネットワークの維持・拡充に取り組んでまいりたいと存じます。

私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 ロードマップで2点お尋ねします。1点目ですけども、農業用関係で資材不足等での完了時期の変更になっておりますが、これによる農家の方への影響ですとか、今後これがまた伸びるような見通しというのは、現時点でなにか。

知事)
 大変深刻な事態になっているという話は聞いておりません。
 ただ年度内にやってしまおうと思っていたものが、できなくなったということは事実でありますので、農業関係もそうですし、あと他のいろいろな公共施設の復旧に関しても、いろいろ起きてるようでございます。資材不足による工事の遅れ、これは全国的にニュースにもなっておりまして、岡山県では幸い、そこまで深刻な事例は上がってきておりませんけれども、たった1種類のビスが手に入らないので、その他99%の資材があるにもかかわらず、工事がここから動かない話、これも他県の話ですけれども聞いております。各地で需要が一斉に生まれて、みんなが調達に走っているということで、そういうことも起きているのかなと理解をいたしております。県内の皆様方に深刻な影響が及ばないようにしっかり対応をして参ります。
 あと似たような話でいえば、入札をしても入札に応じていただけると我々が期待している業者の皆さんが、人手不足ですとかいろいろな事情で応札してくださらないということがありますけれども、ルールを適宜、改訂するなどして、岡山県では今のところ大きな問題にはなっていないところでございます。
 いろいろな遅れの可能性がありますのでどういうことが起きているのか、できるだけ早く状況把握して、担当もしくは横連携をとってきちんと対応するように努めているところであります。

記者)
 2点目ですけど、先程おっしゃられた部分もあると思うんですけど、現時点で河川は先程おっしゃられた出水期までに完了という見通しということなんですけど、全体として、このロードマップを見た上で注視されているポイントは。

知事)
 昨日改めてロードマップをじっくり目を通してみたところでありますけれども、幸い、全体としてこれは申し訳ないなということが出ていないのが3月末での現状ということであります。
 ただ、いろいろ心配することは常にありますので、それはきちんとフォローしていく、いい話はゆっくりでもいいけれども心配の話は大きくなる前にできるだけ早く上げてきてね、共有しようねということを言っております。そういうことを申し上げた上で、ずっと頭に引っかかっていることっていうのは、前回の記者会見で申し上げたと思いますけど、今、仮設住宅、建設型、みなし型両方ありますけれども、仮設住宅に入居されている方、それで言えば、広く避難をされてる方ですね、親戚の家に身を寄せられているですとか、修繕できていないご自宅の2階に、自宅に仮住まいっていうのも変ですけれども、お住まいになられている方も含めて、本来もともとの自分が住みたい自宅でないところで、仮住まいをされている方々に、いかにきちんとここに住みたいという場所に住宅の再建をしていただく、それは大変気になっているところでありまして、あともう1つ、前回申し上げましたのが、防災施設、特に堤防の復旧ということでありまして、これ2つありまして、将来的にしっかり改良復旧するところは改良復旧もするっていうことなんですけれども、前回申し上げましたように、とにかく気にかかっているのが次の出水期も迫ってきておりますけれども、それまでに現状復旧を完了するということであります。今回10河川、16か所が決壊をしたわけですけれども、その箇所について、現状復旧はできる見込みとなったということを申し上げるのは嬉しいことだと思います。

記者)
 真備については河川対策とかハード面では間に合うということですが、大事になってくるのはソフト面なども必要となるが、改めて県としてはなにか考えているか。

知事)
 そうですねソフトの中でも、今回の予算にもいくつか盛り込ませていただきましたけれども、自助、共助、公助、それぞれ取り組んでいくわけでありますけれども、我々として頑張る公助以外にもいかにそれぞれの市町村、それぞれの地域でいい計画を立てていただくかということについて、モデル地区を具体的に設定するわけではないんですけど、そういうセルフプランですとか、自主避難の計画を立ててもらって、それを他の地区、他の市町村にもしていただくですとか、いろいろな取り組みを盛り込んだところであります。
 これはすぐにできるかということなんですけど、とにかく取り組んでいかなければいけない検証委員会、河田委員長ほか委員の先生方からご指摘いただいたことについて、まず我々がすべきことに取りかかっていく、完成に数年かかるのはこれも間違いありませんけれども、しっかり踏み出しているところであります。
 あとソフトということでちょっと防災とは直接関わらないんですけれども、とにかく被災された方々が、孤立をしないように体や心の状態が不安定になりがちでありますので、どういうふうに、フォローをしていくのか、お互い同士でコミュニケーションがあるっていうのが一番いいわけですけれども、ちゃんとできているか市町村、ボランティア団体が回ってくださっているのも承知しておりまして、我々とすればそういった市町村ですとか、団体の支援ということでありますけれども我々自身もきちんと把握をしていきたいと思います。

記者)
 出水期までには、自助・公助のプランが全部出来るわけではないですが、ただ、出水期があって、ああいう規模の災害が起こる可能性がある。今回の出水期まで県が出来ることっていうのはどういうことがありますか。

知事)
 とにかく一番大事なのは、堤防の現状復旧、破堤したところの復旧ということになります。
 今回の幾つも教訓というか、改善しなければいけないこともあるわけでありまして、ご指摘されたわけですけれども、我々が持っている情報、国が出した情報ですとか、我々が把握した情報を市町村から報告してもらった情報、これをいかにわかりやすくお伝えをするかで、その情報をいかに該当する住民の皆さんに必要な行動に繋げていただくかということが非常に大事であろうと思っています。今国の方でもいろいろこれまで出ていた避難情報が非常にわかりづらいという指摘を受けまして、5段階に分けていこうと。障害のある方、高齢の方の避難準備っていうのがレベル3で、避難開始してくださいよ、レベル4になったらもう避難を皆さんするんですよ。該当の地域の方ですけれども。レベル5の場合は、とにかく避難は完了しているべきであって、もし避難していないのであれば、命を守る行動をとってくださいよという、これまでよりはずいぶんわかりやすいくくりになっていると理解をしておりまして、県としても、国の対応は非常に適切な対応だなと、細部に至るまで同意しているわけではありませんけれども、なかなか議論の余地はあるようでありますけど、わかりやすくするっていうのは非常に大事なことだと思っています。そういったことが実効性ある取り組みになるように、少なくとも我々自身が対応し、また市町村に対して昨年の水害のときには、まず1回目の会議で、市町村に対して早めの避難情報の発出を呼びかけたわけですけど、呼びかけただけでちょっと遅いじゃないかっていうような指摘ですとか、あの背中を押すようなことまではしておりませんでしたけれども、今回また災害の危険性が有るときには、もう少しおせっかいをしなければならないかなと考えております。

記者)
 防災対策を進めるうえで、住民の意識というか、県民全体の意識を上げていくのが課題になります。そのひとつとして風化してしまわないためにという観点で、まだ先ですが7月6日の1年の時に倉敷市などでは追悼式を行うと表明されていますが、県としては1年としての節目、そういう啓発の良いきっかけになる部分があると思いますが、どのようなことをやっていきたいと考えられていますか。

知事)
 我々とすれば、発災後1年の節目には7月に復旧・復興推進本部を開催して、その中で弔意をあらわすことを考えております。
 半年の時もそうでしたけれども、発災後1年の時にはぜひ皆様方には、いろいろな特集を組んでいただいて、おっしゃられたとおり、風化というものが、喉元すぎれば熱さを忘れるというのは大変憂慮すべきことでありますので、よろしくお願いしたいと。ちょっと県内各地で被災をいたしておりまして、ここ1か所でということがなかなか、ちょっと難しい事情もございます。

記者)
 逆に色々な場所であるが故に、県として場所を何処にするかっていうのは確かにあると思うんですが、県として今回災害がたまたま起きなかったところも含めて、岡山県の災害として、記録していただくことからすると、県として追悼の式典ですとか検討の1つと思うんですが。

知事)
 どのようにこの教訓を伝えていくのか、これ一番大事なのは検証だったと思っています。この単に起きた、大変でしたねっていうことを、何か式典をすればいいんだ、式典というのが一番無難で簡単かもしれないんですけども、一番大事な要素は、我々失敗をしたとか、どうすべきだったのかということの検証こそが、発災1年を迎えるに当たって、この1年間365日で、すべきことだと思っています。その検証については、河田委員長はじめ、委員会の皆さんに厳しく細かくご指摘をいただいて、今対応に努めているところであります。
これをきちんと形にしていくというのが非常に大事なことであろうと思っています。
 あと、まだ具体的にいつまでっていうことは、まだ上がってきてませんけれども、今回の災害についての記録を残すということも考えているところです。いろいろな形で確かに、後世に記録を伝えていくというのは非常に大事な責務であろうと考えております。

記者)
 岡山空港の利用が好調ということですけど、国際線が好調なんですけど、利用者増加にさらに考えられていること。

知事)
 空港路線っていうのは本当に不安定なものでありまして、道路のように、作ってしまえば、メンテナンスは必要だけれども、基本的に5年後もそこにあるのが当たり前っていうのとは対極的にいろいろ苦労して作りました、万歳といっても、採算に合わないということになったら、すぐ減便になったり、廃止になりますし、もしくは、非常に順調にできたとしても、航空会社の皆さんのご都合、もともとのベースになる空港の発着枠が取れなくなった、もしくは他にもっと有利と見込めるような路線ができたっていうことで、そちらの方が優先されてしまう。いろんな要素があるわけでありまして、我々とすれば、その航空会社にとっても岡山便を維持しようと思い続けていただくために、どのように環境を整備していくのか。
 台湾なら台湾、香港なら香港、それぞれの場所で岡山に行きたいって思う、お客様が継続的にいらっしゃるということが非常に大事でありますので、一番は来られた方の評判を上げるということですよね。宣伝してるから行ってみたけど、大してつまらなかった、もしくはちょっと残念なことがいくつかあったみたいなことになったら、これはもうお客さんは減っていくわけでありますので、京都、東京と比べるとあまり有名じゃないけれども、何かいろんなきっかけで行ってみたら、なんか良かったよあそこは、ということになると維持ができる、場合によっては拡充ができるわけでありまして、満足度の向上、それから、定期的にプロモーションをこちらでも、外国でもしていくというそういった努力は必要だと思います。

記者)
 地方選の件でお伺いをしたいのですの、県議選が投票率が低いということで、それに対する受け止めを。

知事)
 投票率が、県議選については前回2015年をさらに下回って、過去最低の投票率42.30%になったことについては大変残念に思っております。
我々が高校の公民で習ったとおり、民主主義っていうのは、候補者が出て公正に選挙で選んで、その人たちが我々住民の代表として活動をしてもらうというのが民主主義でありまして、そういう大事なプロセスに半分以上の方が棄権をしているという事は、せっかくこれはまた歴史で習ったわけですけれども、ただで人類が、大げさですけど、今の民主主義を誰かに与えられたわけではなくて、ある種いろんな人の犠牲のうえに勝ち取ったものでありますし、他の一部の国を見ていると、一旦民主化できたところでも、自分たちの仕組み、民主主義を守る十分な努力がなされていないところでは、民主度が大幅に後退する例も幾つか見られているわけでありまして、日本がそんな切迫した事態だとは現在思っておりませんけれども、自分たちの先人たちが築いてくださったこの仕組みを守ることについては本当に真剣に考えなければいけないと考えております。

記者)
 全国的になり手不足の影響で、無投票の選挙区がかなり多かった。岡山でも県議選の半分以上が無投票だったということへの受け止めは。

知事)
 無投票については、これは残念だなっていうふうに思われる方、自分の選択肢を奪われたというふうに思われる方について、そう思われるのはそうだろうなと思います。
 ただもし、ものすごい不満が、江戸時代でいえば一揆をするような、すごい不満があれば、誰かがこれは酷いじゃないかって言って立ち上がったら、その人にすごい票が集まって、多分現職を倒すこともできるわけであります。そういう状態にはなっていないっていうことの裏返しということもいえるのかもしれません。いずれにしても、もう少し候補者が、とにかく選挙が成立するためには、定数よりも多い人数が手を挙げてくれなければ、そもそも選挙にならないわけでありまして、オリンピックがあります、メダルは誰になるでしょうって言って、参加する人が3人に満たないと、メダルを取るか取らないかっていう興味は一切薄れてしまうわけでありまして、ある一定の人数が、それもこの人でもいいが、あの人でもいいなっていう人の中でどちらかを選ぶかということで、本当に民意がすくい取られるわけでありまして、それについてもう少しハードルを下げる何か工夫がいるのではないかなと思っています。例えば、サラリーマンをしている、子育て中だと、そういった人たちが、どうして自分たちの素朴な思いが政治できちんとみてもらえないんだろうっていうふうに思ったとしても、苦労して入社した人にとっては、立候補するイコール会社を辞めるっていうことになったら、ものすごいリスクですよね。みんなのためとはいえ、それで落ちた後、もしくは何期か努めて辞めた後、本当に以前の安定した生活に戻れるかっていうと、これはなかなかわからないところでありまして、私とすれば例えばそういう普通のサラリーマンの方が立候補をして落ちたら戻ってこれる、例えば、半年間そういったことのために休職をさせてくださいと、立候補します、お金を極力かけずに皆さんに訴えをして、それがなかなかうまくいかなくて、落選したときに元の会社に戻れるということになると随分ハードルが下がるのかな、これも個人の考えですけれども、ということを思っていたりもします。もっともっと普通の人が、何かもっと社会は変えるべきところがあると思っている人が立候補できる仕組み作り、これはみんなで真剣に考えなければいけないことかと思います。

記者)
 復旧・復興ロードマップの住宅、暮らしの再建支援について伺いたいんですが、仮設などで暮らしていらっしゃる方は、災害公営住宅がいつどのような形で出来るのか、今暮らしていらっしゃるみなしや建設型の入居がやっぱり2年で出て行かなければいけないのか、その中でどうするのか考えていかなければいけない、中々この住宅、くらしの再建をどのように進めていかれるのか聞かせていただけますでしょうか。

知事)
 いろいろな政策、災害救助法で県が住宅については、供与をしているわけなんですが、これについては誇らしく思っておりますけれでも、実際は国の制度に従って、費用についても国から多大なる支援をいただいてできていることでありまして、国の元々の根拠を特定非常災害特別措置法、ここで2年ということが厳格に決まっています。
ただ実際大規模な災害については、これが具体的に言えば、特定非常災害として指定されたようなものすごい災害については、いろいろ延長っていうことの可能性がある。これまでも事例はあるということであります。可能性はあるんですけれども、ただそれを申請する時点で、2年の時点で住宅が足りないっていうことが見込まれるということが必要でありまして、今まだ仮設住宅の供与が始まって当然1年も経ってないわけでありまして、これから皆さん方がどういうふうに計画を立てられていて、どれぐらいの見込みなのかということについては調べていかなければ国に対して説得力をもって、こういうことなので、こういう対応が必要になるんじゃないでしょうか、大変被災された地域の皆さんが心配をされているんですっていうことを訴えるについても、基礎データがありません。ただ早すぎるとデータになりませんし、遅すぎると本当に困られている方にとっては、何かギャップが数ヶ月空いたときにどうするんだっていう話になりますので、ここについては、きちんと取り組んでいきたい。

記者)
 倉敷市真備町の末政川の工事に伴って、立ち退きしてもらわなければならない物件があるんですけど、その中で、地域のコミュニティ維持のために活用されている公民館についてなんですけど、立ち退かなければならないということで、地域住民の方々はなんとかならないかと思っておられるんですけど、安全のために必要な工事とはいえですね、コミュニティをまた再生していこう拠り所が失われてしまう、これについて知事のお考えはいかがでしょうか。

知事)
 これはちょっとスケジュール、例えば、出水期までに現状復旧できないという可能性があったらすぐ飛びこんでもらって対応を協議するんですけど、それ以外にていて、ここでこういうちょっと問題が起きています、あそこがっていう個別のことについて、実は把握できておりませんで、詳しい説明を聞いていないということを先にお伝えした上で、お答えいたしますけど、まずは安全第一です。いろいろこの人の事情を考えれば、あういうことを考えれば、理由もあるんですけど、今回はとにかく出水期までに現状復旧はやると、もうそれよりも優先することはないっていう思いでずっとやってきております。改良復旧の場合は、あと数年ありますので、その中で、なにか皆様方が納得してくださるような、解決方法は無いのかなと思っていますし、一旦そういう地域にとって大事な機能が失われるような期間が有るとしても、何らかやっぱりコミュニティの場って必要ですよね。どこの地域にとっても必要なことが被災地にとってはより必要ですので、市町村がまず多分やることなんでしょうけど、県の工事に関わっているとすれば、県は関係ありませんよっていうことには普通なりませんので、関係者で話し合って良い形に着地できればなと思っています。
私も、今日教えていただきましたので、ちょっと気にしておきたいと思います。

記者)
 先程空港の話で、来られた方の評判を上げる、満足度の向上ということが課題だっていうことを上げられたんですけども、実際にいまの満足度は調査をされているのでしょうか。
 もし結果があるようでしたらそれを教えていただきたい。

知事)
 今手元に結果はございません。担当者は持ってるかも知れません。岡山桃太郎空港利用者全体の満足度っていう形でできるかどうかはわかりません。台北線利用者ですとか、路線ごとのアンケートっていうのはあってもおかしくないなと思っています。
 私自身、観光地としての岡山の満足度ですとか、切り口がちょっと違うものについては、いろんな主体から旅行会社さんですとかからいくつか見たことはございます。残念ながらもう日本一評判がいいということにはなっておりません。まだまだ、例えばWi-Fiの整備が進んでいないようとか、看板が見づらいよとか。
(航空企画課長から知事へ資料提示)

知事)
 そうですか。はい。ありがとうございます。岡山桃太郎空港については、今年アンケートを実施する予定だということだそうです。これは我々にとっても非常に貴重な情報になろうかと思います。

記者)
 関連なんですけど、好調な要因として、名称を桃太郎と付けたことに何か関連していますか。

知事)
 私も名称をつけることには多少関わったので、これがいい方に関わってくれていればいいなと思います。実際に結果はわかりません。
でも何ていうか岡山ってどうしても印象が薄いよねっていうふうに言われることが多いんですよね。千鳥のノブさんがクセが強いクセが強いというふうにいろいろ言われてます。ちょっとどうしても普通に考えると、ちょっと薄いっていうふうに言われるんですけれども、少しずつでもキャラをつけていくというか、キャラを濃くしていく上で桃太郎っていうのは岡山にとって非常に大事なアイコンなのかなと思っております。これから桃太郎ですとか、葡萄とかいろんなものをアピールしていきたいと思います。

司会)
 それでは以上をもちまして、知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

2012年の記者会見